2009年4月11日土曜日
何となく使っている言葉が・・・・・
先日パナソニックが行った「現代人の疲れに関する意識調査」の調査結果が発表されました。詳しくはやっちゃばアライアンスのトップページからリンクを貼っていますのでご覧ください。非常にわかりやすい調査結果ですが、興味深いところがいくつかあります。
「この人を見ていると思わず元気になる」では1位が明石家さんま、2位が所ジョージ、3位が北野武とお笑い系のタレントがトップを占めています。個人的にこの3名がどのように元気にしてくれるか甚だ疑問です。どうでも良い事かもしれませんが、私はお笑い系タレントを見るとうんざりします。彼らは「芸人」でもなく「タレント」でもありません。賑わしだけの存在です。
こんな事を書くために矢萩節のピンチヒットをしているのではありません。
この調査のなかで「疲れているときにイラッとする言葉」を聞いています。トップ3は「これやって」、「早くして」、「がんばれ」。男性の場合1位は「がんばれ」です。
皆さん「がんばれ」っていうことば何も考えないで使っていませんか?調査結果のように人をいらつかせる言葉であると同時に、精神的に参っている人たちに投げかけてはいけない言葉なんです。実は20年ほど前に家内が自律神経失調症になり、苦しんでいた時期がありました。そのとき世話になった医師に最初に言われたのは「がんばれ」と言うなでした。病に陥った人間は誰もが苦しみ、もがいて良くなろうとしている。そのときに「がんばれ」って励ますつもりで言葉をかけると本人たちはこれ以上どうすればいいの?と思い、更に落ち込んでしまうとのことでした。このことばって日本人の好きな精神論、スポコンにつながっていると思いませんか?
それ以来私はこの言葉を使うのをためらうようになりました。「頑」ということばは「かたくな」と読みます。意味は(1)あることをなしとげようと、困難に耐えて努力する。(2)自分の意見を強く押し通す。我を張る。(3)ある場所を占めて、動こうとしない。
自分でいうのは良いかもしれませんが、落ち込んでいるとき、いらいらしているときには言われたくない言葉ですね。
さて、がんばるの変わりにどのような言葉があるか?私の仕事のパートナーは「顔晴る」と書きます。このほうが晴れやかになります。でも、なかなか適切な言葉は見あたりません。私が良く変わりに使うのが「ほどほどに」、そしてTake It Easyです。
皆さんもちょっと考えてみてください。(MT-IT)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿