今回は東京商工リサーチ情報部鈴木正次氏のコメントを掲載いたします。

『本質を守りつつ、時代の流れに合わせる経営』
企業は永久に継続する、との前提が会計の世界にはある。
しかし、実際には永久どころか、何年、何十年にもわたって事業を継続し、企業を発展させていくのは大変なことである。
ましてや、世紀を超えて存続するとなると、これはもう並大抵の経営努力では成し遂げられないだろう。
100年を超えて活躍する長寿企業は、我々に何を教えてくれるのだろうか。
(途中省略)
長寿企業が重要視してきた企業理念には『顧客満足』や『信用・信頼』『人材育成』などが挙げられる。
これらの項目は、金融危機を経た現在、企業が改めて見直すべき重要な内容ばかりである。
昔から栄えてきた企業には、CSR(企業の社会的責任)といった精神はしっかり根付いているのだということも分かる。
逆にこうした精神が根付いていたからこそ、今日に至る繁栄が実現されたともいえよう。
た『時流対応』も重視している。
長寿企業は単に長年じっとしてきたわけではない。
現に、老舗企業(業歴30年以上の企業を指す)の倒産自体は増えている。
倒産件数全体に占める老舗企業の割合は、10年前に2割を切っていたが、
最近では3割近くで定着している。
経済のスピードはこれまでの経験則が通用しないほどにすさまじく、
老舗の淘汰が進んでいる。老舗だからというだけで生き残れる時代ではないのだ。
こうした中で長寿企業は、自社の本質はしっかりと守りつつ、その時々の流れにうまく合わせていく確かな目をもっているのだろう。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
本日の記事は経営者のみならず、全ての人達に読んでいただきたいものです。
特に区分けによると老舗企業に入る森哲グループの役員、社員全員がこの文章をそしゃくし、
同じ考えにならなければ、倒産し長寿企業にはなれないということを是非理解して欲しいものです。
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