皆さん、先週金曜日から日曜日まで第24回全国産直研究交流会に参加してきました。
弊社の取組み産地であるJA新函館知内基幹支店ニラ生産組合の石本組合長、JA職員の玉森担当との出張でありました。
さて本日は出張報告とありますが、これは私からの報告ではなく、社員が1月24日に行ってきた
【日本型食生活】の良さを生かした食育のあり方を考えよう!フォーラムの報告であります。
今回のフォーラムでは、
近年の食生活の乱れや栄養の偏りによる食生活習慣病の増加や肥満、過度の痩身の問題が昔ながらの【日本型食生活】の減少にあるという視点で講演が行われた。
主催は食を考える国民会議
代表は服部幸應
「食育のすすめ」をテーマに講演
年間900万人が餓死している。
1日2万5千人。
特に5歳以下の弱い子供達が死んでいく。
食が満ちて生活できているのは全世界のたった8%のみ。
そこに含まれている日本人はお金を出せば食に手が届く。
しかもこの8%以外の92%の人(8億4500万人)は栄養失調であるという事実。
日本のこんな豊かさが現代の危険であるという驚きの数字で講演が始まった。
食育とは、その命の意味を子供達に伝えていく必要があるということだ。
ある食のメーカーでは年間400億円の廃棄も含めて予算組みがされていたり、
コンビニ・スーパー・ホテル宴会・家庭の残り物なども考えると、
ものを大切にする心の欠如が異常な数字を生み出している。
子供は大人の真似をすることが得意である。
よって、今の大人が子供をつくるということになる。
服部先生の学校で栄養士や調理師を目指す学生に聞いたところ、
18~20歳の学生達が一番気にすることはダイエットで、
食生活は痩身願望重視だったらしい。
だが勉強を重ねた卒業時に同じ質問をしたところ、
なんと6%の学生しか自分の食生活は改善していないという。
頭では解っているからテストは合格。しかし生活習慣病は変えられないのが現実である。
大家族で育った経験が少ない子供達の世代なのである。
好きなものだけ食べても注意を受けない
または
それを食べなくても他に食べるものが溢れている
という時代で育ってきたのだ。
今日は顔色が悪いね。朝ごはん食べてきたの?
と聞く大人もいなくなった。
数年前のミスユニバースのBMIの基本は22だったが、今は18,5だそうだ。
去年のある美少女大会で優勝した子はなんと16,5しかなかった。
これは栄養失調の域である。
これを美しいとする現代の痩身願望はどこまで続くのだろう。
日本は長寿国であるが、実は寝たきりの期間は他国よりも長いという。
本当の健康・長寿とは内容が違ってきている。
食べ物の消費順位で解りやすい地域は沖縄で、
この30年間で肉の消費1位、魚47位、野菜42位だそうだ。
これは、欧米のハンバーガーや肉製品の普及で、
特に男性の食生活が欧米化してしまったという。
幼い時のしつけが今の結果につながっていることから、
大人は子供に与えるべきものを、見直す必要がある。
またパネルディスカッションの報告として
食はえさ(餌)ではない。
給食の食べ残しの調査では
おかずが魚・白飯の時には大量に残り、
洋食のときやご飯に味が付いているときは、ほぼ完食。
農業体験をさせることで
病は気からではなく病は食から
と言った子供がでてきた。
食育は新しい食べ方や美味しいメニューではなく
食の文化や作る人の苦労など、見たことが無い現実を見せることや、体験させる
ことが大切。
と結んでありました。
皆さん方は、この報告書を見てどう感じたでしょうか?
考え方や物の捉え方は千差万別ではありますが・・・・
医療技術の進歩で身体に悪いものを摂取しても、長寿になっている国日本
今我々が住んでいる国が荒んでいく光景が見えてきませんか?
2 件のコメント:
出張、お疲れさまでした。
数字をみるとかなり荒んでいるのですね!
最近われわれが夢中になっている「宝島(
購入データ分析)」の分析では、年代別に中身を知ることができますが、極端とまではいかなくても、はっきりとカンタン便利な食べ方が主流の商品は若年層の利用がかたまっていたりします。
そこにビジネスチャンスがあることにはあるのでしょうけど、それでは貧しすぎます。
旭川市の居酒屋「大船」で吉次の残りの骨があら汁になって再登場したときは感動しました。
例えは突飛でしたが、食べ方のバリエーションが多いことも豊かさであり、「なるほどね!」と思われるような情報の提供をしてこなかった点は我々の反省材料です。
BMI、
今朝の私の値は24.4でした(汗)
sugawara様
コメントありがとうございます。
本音を言って何処から手を付けていけば良いのかはまだ定まってはいませんが、本当に出来る事からやっていきます。
販売促進形態も今までのマネキン主体の販売から違った形に変えていこうと考えております。
是非、お知恵をお貸し下さい!
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