2008年4月4日金曜日

おとなの男の心理学

皆さん、昨日宮城県の友人のブログを見ていたら香山リカ著おとなの男の心理学という本について書き込みがありました。矢萩節がブログにて大人という文字がブームになってきそうだよっと言った途端にこの本の書き込みがあったものですからビックリした次第です。
彼の許可を得て少々お話をさせて頂きます。
先生が勤務する病院には「同じ部屋にいたら寒気がする」「夜、寝たらそのまま起きて来なきゃいいのに、と毎晩思う」という悩みを訴える50代、60代が訪れる。女性外来なので、いずれも妻側の声。
暴力や不貞といった明確な理由というより、ひたすら夫が「生理的にイヤでたまらない」ために、こころに変調を来たす例が多いのだそうだ。
・・・・・仕事を失うと同時にアイデンティティ喪失状態となり、ふさぎ込んだり、キレたりする夫・・・男と女の違いはどこにあるのか。
たとえば、「完成途上の人生」VS「完成済みの人生」である。
妻は、自分のこれまでの、そしてこれからの人生を真剣に見つめ、自分らしい人生を全うしたいと考える。対して夫は50も過ぎると、仕事に励み、家族もきちんと養ったという自負とともに、人生に対する達成感に浸りがち。そのズレが夫のリタイア後、いよいよ夫婦二人きりの時間を迎える頃、深刻な裂け目として口を開けると書いてあった。
矢萩節はそのブログを読んで、以下のコメントを書きました。
S様、今朝四時過ぎに目を覚まし偶然見た雑誌に荒俣宏さんの対談記事があり、『いま四国に新しいお遍路さんが増えている』というものなのですが、「定年祝いで」と言ってご夫婦で1400kmを歩いている方達が結構いるそうです。その方達は本当に祝いで歩いているのではなく回り終えたら離婚するつもりらしいのです。二人で約2ヶ月間、1400kmの距離を歩くなかで、それぞれの良さ、人間味を改めて感じ取り離婚を取りやめたご夫婦もかなりいるみたいです。
40年間旦那さんは家族の為働き詰めで、会話も少なくなり奥様に負担をたくさんかけていることも事実ではありますが、二人の関係を0から見つめなおせる四国遍路1400kmの旅は日本人に根付いた「苦しいときはまず歩け」の精神なんだと記してありました。
読み終えて2ヶ月のお休みを頂き、夫婦で歩きたくなったのは矢萩節だけでしょうか?
大人の関係・人間の関係・夫婦の関係すべて人と人との関係、生きてく上で避けては通れないもの。深く考えれば考えるほど難しい。

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匿名 さんのコメント...
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