さて本日は繁栄の法則よりご紹介を。
繁栄の法則
今の地球環境と人間の関係は、病気で言えばがんと一緒です。がんは自己繁栄を望みますけれども、結局がんが栄えれば栄えるほど、がん自信も命は短くなります。
がんが進めば寄生主の人間の肉体が弱り、人体が早く消滅しますから・・・・。
がんは繁栄を望みますが、繁栄のスピードが速くなればなるほど、がんそのものの命も短くなるというこの矛盾を知らないで、ひたすら増殖を望んでいるわけです。
これは人間も同じです。人間はやっぱり人間たちのみの繁栄を望んでいます。そのため地球上の人口はどんどん増えようとするし、企業は常に利益を恒常的に得ようとします。その分私たち人間は、繁栄すればするほど、自己自滅へ向うスピードが速まっている訳です。
人間はそのことになかなか気づかない、と言いますか人間も、がん細胞と全く一緒なんです。
自己繁栄が速ければ速いほど、自分の命を縮めているということに気づかない。ですから自己繁栄のスピードを落とさないといけないのです。
・・・・・・・今の世界は人類繁栄の最後の方の段階に入りつつあるのかなという感触を得ています。
・・・このまま進むとがんになる人は増え、大人ばかりでなく子どもたちも進歩の速い社会のストレスにつぶれてゆき、社会構造の不安と、食事の混乱による病気が増え、対立と競争と奪い合いの世界に再突入しつつあるとの感を否めません。
四十からは与える人生
三十代までは人からもらう世界。知恵をもらったり、教えてもらったり、力をもらったり、『もらう世界』ですよ。でも四十代になったら、今度は『返す世界』です。四十代に入ったら少しずつ若い人たちに返していかないといけません。
自分がいただいた恩や、得た情けや、それから学んだ知識や、そしてやさしさやあらゆるものを今度は返すしかないのです。四十代に入ってもまだもらっている人は人生がそこから伸びない。いつも私利と欲の世界から逃げ切れない、人に『返す』ことができない。
五十、六十代は今まで受けたこの世のしがらみ、人生の荷物を少しずつ返してこの世から去っていく準備をする年代なのです。いつまでも権力を持ち続け、しがみついていては、世の中に歪みが生じてしまうのです。
三十代の学習は四十代のためにあり、四十代の苦労は五十代のためにあり、五十代の悟りは六十代で生きてくる、ずっと続いています。だから四十代にさぼった人は五十代が苦しい、必ずしっぺ返しがきます。・・・・・“人は手を抜いた分、必ず苦しむ”。楽をした分、あとで全部やって来るのです。
皆さん、読んでどうでしたか?平成15年、今から5年前に発行されたこの本ですが、『社会構造の不安や食事の混乱』を既にズバリと指摘しております。今まさに対立と競争と奪い合いの世界ではありませんか。化石燃料等の資源の奪い合い・穀物等の食糧の奪い合い・日本で言えば少子高齢(老人)化・一極集中の都市化による地域間格差・担い手不足による荒地増大・ストレスや社会情勢不安による年間自殺者の3万人超え等・・・・。
四十代後半になった今からでも人に返す事は可能です。上記の問題解決に直接結びつくお返しができるか否かはわかりません。が、これからの日本を支えてくれる若者達に少しでも恩返しがしたいと考えております。そのためにも五十代、六十代の人たちはこの世から去っていく準備をきちんとして欲しいものです。そういう矢萩節も後3年です。しっかりと自覚して生きていきます。
*今朝市場の飲料自販機にキットカットが売られているのを見つけ、思わず写真撮っちゃいました。自販機に入れて売るという発想をした人に会ってみたい。そんな気になりました。
2 件のコメント:
今まで兄貴に色々教わって世の中を見る視野が広がった気がしてます。
出会いを与えてくれたS常務と矢萩節さんに心より感謝するとともに良き経営者めざします!
痩せ朗さん、コメントありがとうございます。貴方達の時代は非常に難しい時代になると感じてますが、それを今感じるか、直前に感じるかによって手を打つ時間(期間)が全く違います。是非若くて馬力のあり発想力のあるうちに手を打って下さいね。
応援は必ずします。
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