2008年1月14日月曜日

気になる調査結果


「矢萩節」の気になる記事。興味深い結果である。

最近入手した産経リビング新聞の調査結果(生鮮食品の買い物と安全性意識調査)がここにある。そのエッセンスを紹介したい。詳細の内容は「やっちゃばアライアンス」で報告する予定であるが、レポートの見出しを書き出すと次のようになる。
□「安全な食品は高い」を6割が容認
□主婦の選択に「食費格差」の波
□食品の値上げが続く中、5割の家庭が食費5万円未満
□「食の安全性」9割が不安
□「安全な食品は価格が高い」と6割が容認、しかし、安全性より価格を優先させる人も35%
□生鮮食品でチェックするのは「生産地・原産国」
□国産ブランド、顔の見える食品、トレーサビリティ・・・・「価格が変わらないなら。優先的に購入したい」

興味深いコメント
ニンニクー“高いなあと思います。でも中国産は買いたくないし。結局ガーリックパウダーを購入するようになった”(大阪・34才)
レモンー“大分産、熊本産のスダチで代用”(熊本・35才)
ブロッコリーー“アメリカ産の倍の値段だと買うのをやめたくなる”(愛知・31才)

今回の調査で判明したことは生鮮食品の安全性についての意識と行動は食費額に大きく左右されると言うこと。分析では食品の安全性がはたして付加価値であって良いのか疑問を投げかけている。「普通の価格で当たり前に安全な食品を買いたい」という主婦の願望、でも食卓の安全性にある程度目をつぶって自分を納得させている主婦がいる。これのような傾向に供給者、販売者はどのように応えるのか?昔「貧乏人は麦を食べろ」と暴言を吐いた首相がいた。「貧乏人は“危険”を食べろ」なのだろうか?

考えさせられる調査結果である。(MT-IT)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

食品の安全性は、私の中で昨年完全に崩壊しました。国内外を問わず、ショックだったのが材料の偽装表示。一体、何を信用したらいいの?何が信用できるの?
生鮮食品は毎日の買い物なので、当然お財布と相談しながらになります。国産がいいけど高いから安全性が気になりつつも手ごろな外国産に手がいくのは事実。「少々お高くても、やっぱり安全な方が...」なんて余裕ありませ~ん。それが普通の主婦じゃないのかな。《普通の価格の安全》を当たり前にして欲しいです。

匿名 さんのコメント...

素朴な疑問です。一般的に外国産=安全ではないという方程式が消費者の頭の中に定着しました。でも、これは真実なのでしょうか?確かに中国産はかなりひどい状況です。でもすべてがそうなんでしょうか?安全な輸入農作物もあるはずです。そして国産はすべて安全なのでしょうか?我々主婦はできあがった方程式をうまく使われて必要以上に高いものを買っているのではないでしょうか?

私も前の匿名さん同様、《普通の価格の安全》を当たり前にして欲しいです。