皆さん、本日のお題は【北海道新聞1月21日の朝刊】よりの見出しです。
安さの秘密「隠さず安心」
スーパー、ネット 繁盛とあります。
衣類などで定着しているアウトレットが食分野へ広がりを見せているとの事。
割安感だけではなく、食品偽装が相次ぐ中、低価格の理由を隠さない「正直路線」が
消費者の心をつかんでいるようだと、書いてある。
更に記事は、函館大学准教授の「消費者は食の安全に過敏になっているが、詳細に情報開示して信頼を得れば食のアウトレットは立派な商売になる」というコメントを掲載、
食品メーカーのミツカンが全国の主婦約460人を対象に行った調査で、賞味期限や消費期限について「多少過ぎても食べる」人が79%に達したとも、書いてあった。
又別のページでは、
昨年の自主回収 過去最多756件の見出しで
食の安全 線引きどこにという記事がある。
矢萩節は、この2つの記事で何を言いたいのかといえば、
消費者が持つ、食の安全・安心の相反する二面性に驚きを隠せないでいる。
片っ方は、期限間近な物が人気があり、期限過ぎても食べると云うアンケートが掲載され、
もう片っ方は、賞味期限の誤表示などの理由で、自主回収に企業が走り、回収した食品のうち、約4割が「健康に影響がないもの」とあるのだ。
そして消費者が求めている以上の食品廃棄が行われている可能性があるとも報じているのだ。
【安全・安心というキーワードで企業を必要以上に攻め立てる消費者】
と
【正直というキーワードでわけあり食品に群がる消費者】
どちらの消費者も同じ人物かもしれない、恐ろしさがそこにある・・・・
3 件のコメント:
どちらの消費者も同じ人物なのかもしれない・・・・、
確かにその可能性はあると思います。
ものがあふれている現在、消費者がジャッジする場面が相当多くなってきているのではないでしょうか。
農産物に関しては、商品の裏側を詳しく知ることで、どっちつかずの消費者を少しでも少なくできます。
そして、少しでもわかってもらえるように正しい情報を伝えていくのが私の仕事だとつくづく感じました。
ものに感謝し、ありがたみをもって生活したいものです。
■追伸
いつもやっちゃばブログ楽しみにしています♪
以前このブログで、日本の食料の廃棄量が世界の食料援助の2倍であるとありとても驚きました。(勉強になります!)
自分で買った物が己の管理ミスで賞味期限切れになると、当然承知の上で「あ~もったいない!」といただくわけです。
期限間近の食品も承知の上での購入です。
でも食の安全は、はたして消費者主導でしょうか。生産者、製造者、卸売業者、販売業者。 必要以上に攻め立てる消費者を作り出したのは?
両名様、コメントありがとうございます。
北海道消費者協会の会長のコメントが出ておりましたので御知らせします。
「食糧自給率が40%を割るなか、食べられる食品が廃棄されるのはもったいない。廃棄をしたコストは、結局他の商品に転嫁される。回収の是非については難しい問題だが、消費者も企業の取組みを冷静に評価し、自分と食との関係を見直すことが必要」とありました。
企業と消費者、お互いが利害関係にある者同士だが、どっちもどっち?!
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