2008年1月16日水曜日

新年交礼会

皆さん、昨日は弊社のお取引先様であります、L社様とA社様の新年交礼会が午後一と夕方に分かれてありました。

どちらも北海道内の企業であり、大手本州系列と激しくバトルを繰り広げている企業ではありますが、どちらも優秀な業績を収めております。

両社の規模の格差はかなりありますが、お互い違った路線で勝負に臨み、それぞれが力を発揮しております。

L社様は講演を主体に行われ、

【企業力強化のためのコスト&エネルギーマネジメントのポイント】と題して、
コスト削減総合研究所の代表である村井哲之様が一時間半に渡ってお話をしてくれました。

ポイントは

①コスト削減は「経営」と「現場」、「組織」と「人」の隙間を埋める最高のミッションのひとつである。

②コスト削減には黄金律があり、「調達改善」「運用改善」「設備改善」の順番を守る

③調達改善は企業で使用するあらゆる間接資材の購買単価の最適化(電子入札等を利用)

④運用改善ではまずは徹底した電力の見える化で一点突破から全面展開へ(ガス・水道・紙等)

⑤人類共通かつ最大のコストとは時間である

⑥IT社会に潜む4つの罠(わな)~金と時間の浪費~

*会議室からパソコンと椅子を取り去れ(時間短縮としっかりとした議論ができる)

*社員はパソコンで遊んでいる(年間1%~10%の人件費が無駄、実際にはこの倍)

*電子メールが時間を奪う(メールを読んで元の仕事に戻る動作に21秒のスイッチングロスが)

*オフィスからパソコンを無くせ(無駄取りにはIT化は×)

⑦Rethink(リ・シンク)が大事

*コピーは使うな

*残業はするな

*パソコンは使うな

上記の事柄を無くす為、それではどうしたら良いのかを考える事がリ・シンクである

⑧コストを削減すると優秀な人財が集まる

⑨コストを削減すると地球が喜ぶ

⑩世の中で、唯一不変なものは【変化】である



矢萩はお話を聞きながら弊社に当てはめてみました。

口ではコスト削減せよと盛んに叫んではいるが、具体的な行動を全く指示していないし、その確認(進捗管理)もしていない。

結局は先頭に立って、真剣に取り組んでないと言う事に気付かされた講演であった。

①~⑩までは賛否両論があろうと思うが、自社にあったコスト改善を是非、皆様方も心がけて欲しい。



夕方から行われたA社の交礼会は約800名が一度に集う大きな懇親会であり、
グループの社長の年頭所感が毎年話題になるのだが、今年は例年と違い、一風変わったものであった。

【明るく楽しく前向きに戦うインフレファイター、愛と力で正義をつらぬく】

というもので、今時の世相や今後の商売のあり方を良く反映しているものではないでしょうか。

過去に述べておりました、八ヶ岳連峰経営や3極から2極への時代へと言った戦略的な言葉が影を潜め、非常に素晴らしい言葉として、矢萩は受け止めました。

それはある意味ではここ数年の難局を越えてきた自信と、
今後の景気失速が懸念され、違った角度の消費が興ってくる
これからの時代を先読みしているものだと。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

社員はパソコンで遊んでいる>これは言えている。画面に向かっていると仕事をしているように感じることがあるが、ただ、画面とにらめっこ。でも、オフィスからパソコンをなくせ、コピーは使うなにははなはだ疑問。

会議室からパソコンと椅子を取り去れ>これは効率よく打ち合わせをすることだと思うが、パソコン、いす以前に会議の目的、会議から導きたい結論方向性を事前に参加者に伝えておけば「パソコン、いす」なんか関係ないはず。日本人ほど会議が下手な人種はいない。この講師はパソコンといすに責任を押し付けているだけ。

電子メールが時間を奪う>じゃあ何が最も効率よい手段なのか明快にするべき。21秒にこだわるのであればファックスの場合もっとかかるのでは。電話だともっと無駄があるような気がする。

どうもこの講師は上っ面でしか物事を考えていないような気がするけど、私だけでしょうか?

コスト削減しようと思えばかなりできる。でも、日本の経営者って何でも良いから削減すれば良いと思っているところも大いにある。その見極めができていない中小企業の経営者がたくさんいるのが今の景気に低迷に結びついているような気がする。