2012年12月1日土曜日

読んでみました!

皆さん、矢萩節です。

快晴の札幌、最高気温がマイナスのままのようです。

さて、先日ブログに載せた写真の本を読んでみました。

中古ではありますが、本自体は1円で、運賃が249円。

合計でたった250円という代物です。

本当に安くて早く、手に入る時代になったと痛感しております。

今回はその本の中に書かれていた、

サントリーの鳥井道夫氏の言葉を紹介します。

『顧客創造も顧客維持もマーケティング活動の大事な目的だが、
従来は顧客創造のほうがより重視されていた。
固定顧客を守ることも企業にとっては大切な財産になるとの考え方は、
力ずくで新規の顧客を生み出すという大命題の前に影が薄かった。
だが、いまや経済は低成長時代に入り、市場も成熟した。
こういうとき、新たな市場や顧客を開拓しようとしても限界がある。
それよりは既にある市場や既存の顧客の需要に応える方がはるかに効率的である。
つまり顧客維持のマーケティングに意を用いたほうが、
少なくとも今の時代には合っているということだ。
新しく顧客を創造するときに要するコストは、
既存顧客の維持に必要なコストの5倍はかかるとされている。
新規顧客の創造から利益を生み出すことは極めて難しくなっているのが、
最近の状況なのである』

この言葉に触れ、自社を振り返ってみると、

創造と維持に対して、何一つ行為が行われていないことに、

気づいたのです。

低価格志向で辟易としている業界ですが、

『顧客維持のマーケティング』、本当に重要ですね。


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