2008年4月30日水曜日

年度締めだぁ~

皆さん、本日は森哲グループ3社の19年度締め日です。森哲、グリーン・ネット・北海道、ベジフルシステムの3社が無事決算を向えます。業績の大小はありますが、各グループとも一生懸命に頑張って頂けたものと矢萩節は思います。前年度を比較するのではなく、あくまでも計画を達成することに大きな意義があると考えます。夢は口に出すと必ず叶えると言います。今テレビ放映しているルーキーズが正に夢に向って突っ走る若者の物語です。(ドラマも良いけど漫画で読んだ方が絶対感動する事間違いなしです)矢萩節もGNHから森哲にカンバックしてきた時はお子ちゃま、おばちゃま、新人のルーキー達ばかりでの出発ではあり紆余曲折は多々ありましたが、自分の信念を通し何とかかんとかやってこれました。これは自分の信念に対し、それに不満も持ちながらも一緒にやってきてくれた社員の皆様のお陰です。本当に心から感謝しております。今日一日は感謝の気持ちで過ごさせて頂きますが・・・・・明日からは又ビシビシ行くからな、覚悟しとけぇ~。

2008年4月29日火曜日

2030年問題は近い

皆さん、昨日は東京にて武蔵野社長の小山昇氏とホッピービバレッジ副社長である石渡美奈さんの師弟コラボ講演会に行ってきました。両者とも書籍等では有名な人物ではあります。約2時間の講演でありましたが大変楽しく、愉快に、そして弊社にとって大変勉強になる話ばかりでした。講演帰りにいつも矢萩節が思うことがあります。それは講演会の料金は殆どが無料なんですが、開催場所は東京ばかりなのです。集客をするならば東京が一番適しているとは思いますが、札幌や地方の大都市でも開催して欲しいということなのです。何故ならばやはり往復の交通費がバカにならないし、今年は参加できる社員を積極的に連れ出し、勉強させたいからなのです。まぁ~それでも田舎に居る身分としては致し方ないので無料講演会を探して頻繁に出かけたいと思います。*一応目標100人を掲げておりますので。
さて、本日のお題ですが2月に行われた弊社グループの勉強会の演題なのですが、やはり間近な問題となりそうです。それは4月16日の北海道新聞朝刊の一面に掲載された道内人口『560万人の大台割る』という見出しが躍っていたからなのです。総務省が発表した2007年10月1日現在の推計人口なのですが総人口は約1億2千7百万人でほぼ横ばいなのだが、道内人口は約3万1千人減の557万人で長年道内人口の指標となってきた560万人をついに割ったということなのです。
記事によるとこの数字は27年前の水準であり、人口減少理由の一つは仕事を求め道外に転出しているとも書いてあった。高橋知事の「社会減・自然減ともに落ち込みは思った以上」との寂しいコメント掲載されていた。全国の増減率も載っていたが東京、神奈川、愛知他7県のみが増加で残り40道府県が減少の有様であった。2030年に予想される北海道の人口は約460万人。わずか後22年後には約100万人が減るのである。先を見て、それを憂いと捉え縮小・撤退(廃業)の判断をするか、又とないビッグチャンスと捉え拡大・繁栄させるか、又はその時が来るまで気づかないか、もしくは他人事のように思い手を全く討たず一瞬で潰れるかは経営者の資質によるものが大きいと考える。さて矢萩節の手腕はどっち??

2008年4月27日日曜日

一週間を振り返って(最終戦)

皆さん、一週間を振り返るのにやはり3回の掲載になってしまい大変申し訳ございません。どれだけ忙しかったかを伝えたいがために決して引き伸ばしているつもりはないのですが、文才が無くついダラダラと書いてしまいました。今回は手短に?スパッとご案内します。最終戦は25日の金曜日からです。
25日(金)~昨日の疲れもほとんど無く朝から絶好調。10時にコンサルタントの訪問を受け、13時半からは北海道地域振興研究会という会のメンバーに選ばれたものですから15時半まで第1回目の会議に参加。この会は「北海道農業の新しいビジネス・モデルに関する調査と信託の活用による金融システム」の検討を約1年間に渡って討議するものであり、グローバル社会経済研究所様より参加依頼があったものなのです。メンバーは金融機関、道庁、大学の先生達、農業法人経営者、大手流通業者、そして中間流通業者である弊社で構成されております。お役に立てるか否かは別として1年間参加させて頂く決意です。6時からはJA新函館知内基幹支店の3名、コープ宮城S統括、コープさっぽろTバイヤー、仙台松浦青果A部長も参加して頂いてのニラ・ほうれん草談義でやはり午前様。
26日(土)~8時からグループ役員会に参加し、10時にJA夕張に出向きK部長、T課長に弊社の今年度の業績と新年度体制を報告。又JAさんからは産地状況等を簡単に教えて頂く。11時にJAを後にし夕張名物?カレーそば(うどん)屋で昼食をとる。抜群に美味い。結構病みつきになるかも・・・・
1時半には本社に戻り幹部連中と新年度役職決定会議を開催。無事全員一致で森哲&グリーン・ネット・北海道の布陣も決まり一安心。今回はサプライズ人事がてんこ盛りですよ~!3時半からはGNH全社員との個人面談を行い、四時半からはコンサルタント会社一社の訪問を受け商談。商談を途中にして五時半から行われるGNHの歓送迎会を兼ねた本年度打ち上げ食事会に参加。GNHでは2名の社員採用と2名のグループ会社転籍が行われ、役割分担を明確にした新体制が整う。
社員のやる気に満ち溢れた顔を見ると、本当に頼もしいし、経営陣にもやる気がみなぎる。そんな食事会であった。ありがたいことに8時半には帰宅し9時過ぎには昇天
27日(日)~本日日曜日ではあるが朝8時から残務整理。一週間分故、結構な量が残っている。ブログ更新、メールチェック、資金繰り表の確認、申請書類の決裁等等。今月は出張申請と交際費申請が多すぎるかなぁ~と思いつつも、矢萩節明日から役員連れて東京へ日帰りでセミナーを受講。何か矛盾してるような気もする・・・本日は午後からは自宅に戻り感想文の作成に追われ、終日かかりそうな気配。これも自分が言いだしっぺ故、免れる事無し!僕のお休み返して頂戴!!

一週間を振り返って(後半戦)

皆さん、前半戦は如何でしたでしょうか?大したこと無いという意見が多々聞こえてきそうですが、それにもめげずに後半戦を語らせて下さい。後半戦は24日の木曜日からのスタートです。
24日(木)~本日もタカサカ青果4名と一緒。ホテルの朝食をサッと済ませ7時半にはJA道北なよろに向けて出発。約1時間の旅となりましたが道中北海道の広さを感じてもらえたかと思います。JAではI部長、I課長補佐、S君よりアスパラの選果ラインを視察、説明頂きました。約1時間程の滞在でしたが、視察終了後には名産のアスパラギフトを頂き、何と新人二名には幻のお土産であるジャガポックルをサプライズとして頂戴してきました。本当にありがとうございました。お土産をゲットした我々は再び南下し最終研修地であるJA当麻へと車を走らせました。11時には無事到着し、まずはでんすけ西瓜と胡瓜の育苗施設を見学。そこでは見学だけではなくでんすけ西瓜の接木(でんすけの苗をユウガオに接ぐ作業)を実際に経験させて頂き、新人二名にとって初の体験をさせて頂いたのです。感謝・感謝です。その接いだ苗にはそれぞれ2名の名前入れたタグを付けて頂き、部会長の畑で成育させてくれるとのこと。そして実がなった暁には本人達に贈ってくれるそうです!やったね。接木研修も無事終了し午後からは実際の圃場(畑)研修です。途中素敵なレストランでピザとパスタを頂きお腹も心も満たされた瞬間でありました。畑では昨日お世話になった斉田さんのハウスで胡瓜のお勉強会、懇切丁寧に詳しく教えて頂きました。最後には「生産者も森哲グループもタカサカさんもタカサカさんのお客様も全員が儲からなくては良い関係が築けないんだよ」っと気持ちを込めて語って下さいました。ありがとうございます。そしていよいよラストの研修であるでんすけ西瓜部会長の高橋会長の畑での研修です。ここでも懇切丁寧に詳しく教えて頂き新人さんは大喜び。果実を余り扱っていないタカサカさんですが、きっと新人二名がその道を開拓してくれる事でしょう!楽しみです。最後になりますが、JA当麻さんからもトマトジュース、バラの花束、でんすけティッシュ、コースター等たくさんのプレゼントを頂き感謝申し上げます。4名にとって本当に心に残る出張となったことと思います。2日間お世話になりました皆様方、誠にありがとうございます。皆様から頂いたご恩はきっと彼らにとって一生忘れる事のできないものになるしょう。この場をお借りして心より御礼申し上げます。
本日は1日分しか書けなかったので、次回最終編として金、土、日をご案内させて頂きます。

一週間を振り返って(前半戦)

皆さん、おはようございます。先週の一週間は矢萩節にとって本当に・本当にハードな一週間でした皆さんに慰めて頂きたく、ちょっと振り返えさせて下さい。
20日(日)~午後よりお取引先のお通夜のため急遽愛知県安城市へ(安城泊)
21日(月)~中部国際空港発始発便にて千歳空港へ。着後直ぐ千歳空港にて宮崎経済連の子会社である宮崎農産のT専務、A課長補佐をお迎え。札幌市内3箇所を商談。そのご深夜まで会食。
22日(火)~朝一よりリクルート会社のエムアンドジーN社長から大卒の新入社員採用についてヒヤリング。その後札幌駅にて青森県あすなろ青果K常務をお迎え。昨日からお見えになっている宮崎農産2名を同行しサッポロビール園にて昼食を兼ねたお花見。夕方はK常務と久々の会食。やはり午前様。
23日(水)~九時より弊社グループ勉強会。待望の吉本先生による吉本劇場を3時間堪能。今回はゲストの皆様が全国から18名も集まって頂き、総勢56名の参加となりました。勉強会終了後は旭川空港に向けて出発。3時過ぎに愛知県タカサカ青果様4名をお迎えに。今回はT常務、T課長、S君、Tさんが来道。S君、Tさんは今年入社の新人社員でその研修も兼ね、又T&Tのお二方については再教育+最強育の場である矢萩塾入塾のため、社長に命ぜられての?出張とのことで、タカサカ青果さんの凄さがわかりますね。到着後直ぐにJA東川にて施設案内を受け少々お勉強会開催。JAのO課長、T補佐本当にありがとうございました。JAを出発したのはPM17時ですが研修はまだまだ終わりません。一度旭川市内のホテルにチェックインし、17時半には再び当麻町へ出発。当麻では町とJAが主催のレラカムイを応援する設立総会があり我々も来賓として参加させて頂けることになっていたのです。
18時半からはレラの水澤社長の講演会、19時半からは設立総会、20時からは懇親会とチョーハード!タカサカ青果新人2名に対し菊川町長はじめ、舟山組合長、生産者の斉田さんにはいつものことながらご厚情を受け賜り感謝申し上げます。
今回は折り返し地点である前半の水曜日までのご報告ですが、ハードな日々はまだまだ続くのであった。

2008年4月26日土曜日

北海道環境宣言八つの行動?!

皆さん、北海道環境宣言八つの行動とやらの記事を見つけましたのでご紹介します。
本年北海道にて洞爺湖サミットが開催されることから、環境に対する提言や宣言が結構流行のように出てきております。にわかブームのような気がしないでもないですが、皆さんもエコ活動をしてみて下さい。
・一人1日10%(1,1kg)の二酸化炭素をへらそう
・オフィスや事業所の省エネルギーや省資源をすすめよう
・一生の間に一人30本の植樹運動を実践しよう
・一人1日10%(80g)のごみを減らそう
・食糧など資源が地域内で循環する地産地消をすすめよう
・北海道をきれいにする清掃活動に参加しよう
・身近な川や湖などを守る環境保全活動に参加しよう
・環境と調和した農林水産業や観光業をすすめよう
以上が八つの宣言です。
一つ一つは余り難しいものはありません。
がしかし、これを毎日意識して日常の生活をおくることは皆さんできるでしょうか?
将来の日本を守るためにも一つ実践してみては如何でしょうか。

2008年4月25日金曜日

失った五つの力

皆さん、北海道新聞社さんの今日の話題というコラムをご紹介します。
バブル崩壊後の景気低迷期が「失われた十年」と呼ばれて久しい。もっとも第二次世界大戦後の英国の不況や1980年代のラテンアメリカの経済危機でも、同じようなことが言われている。必ずしも日本にだけ当てはまる言葉ではないようだ。しかも何が失われたのかを考えてみると、本当のところはよく分からない。株価や地価の下落など経済的な損失が強調されがちだが、それだけではないだろう。
そうした疑問の答えとして参考になりそうなのが博報堂生活総合研究所がまとめた
「日本の喪失五力」だ。
「大地」の力がやせ細り、食糧自給率の低下や環境汚染が進んでいる。
「身体の力」が落ち、体力、知力とも失われている。
「倫理の力」が外れ、治安が悪化し、政官業の不祥事も後を絶たない。
「連帯力」が薄れ、家族のふれあいや職場の人間関係が希薄になっている。
「均衡の力」が崩れ、地域や所得の格差が広がっている。
これら総てをバブルの後遺症とみるのは無理があるが、うなずける指摘も多い。問題は今もまだ、こうした傾向が続いていることだ。格差拡大など、むしろその後の構造改革で、ひずみが大きくなったものも少なくない。経済の変調や改革で大切な何かが失われる。政治の責任でもあるのに、政府の関心が薄いのが気がかりだ。
北尾吉孝さんも書物の中で言っておりました。
明らかに道徳が廃れているのですから、徳育を復活させる必要があると。それはわかりきったことなのに、政府の中からそういう声が出てこないというのは大きな問題であると。ここで徳育を復活しなければ、日本の築き上げた豊かな物質文化も終わってしまうという危機感が私にはあるとも述べてあります。皆さん、是非日本の良さを失くさないで下さい。一度失われたものはそう簡単には戻っては来ません。矢萩節はこれからも指摘して参ります。

2008年4月24日木曜日

聞くのではなく聴く

昨日MTグループ研修会で吉本平史さんの話を聴くことが出来ました。いろいろとためになる話を聴くことが出来ましたが、そのなかでも最も印象に残ったのが「傾聴」。7つのポイントを上げていましたが、私が一番大事だと思ったのが、「心でとらえて聴く」こと。耳だけで聞くのではなく、耳で相手の声をとらえるだけではなく、それを心でもとらえて聴くと言うことです。これは単に会話だけではなく、音楽を聴くときにもいえます。他のことをやりながら音楽を背景に流しているのは「聞く」こと。同じ音楽を正面でとらえながら聴くとまったく違った曲にきこえます。

前回の私の書き込みで携帯電話にふれました。続きになるかもしれませんが、携帯は会議の「傾聴」を妨げる大きな要因であることを昨日の研修で確信しました。仙台のSさんからも私の携帯に対する書き込みに賛同のコメントをいただきました。会議参加者へのHospitalityを欠く大きな要因になります。

私は矢萩節に率先して会議中の携帯の使用禁止運動を進めてもらいたい!Hospitalityにも例外はない!と思う今日この頃です。(MT-IT)

2008年4月23日水曜日

勉強会

皆さん、本日は森哲グループ本年度第2回目の勉強会がこれから開催されます。
本日の講師は私のメンターでもある吉本平史(ひろし)さんである。私は彼のセミナーを受けるのがこれで4回目となります。昨年商工会議所のセミナーで2回受講し、彼の話に引き込まれてしまったのです。
今年の矢萩節のテーマであるホスピタリティという言葉、考えは彼から総て教えて頂いたものなのです。その思いもあって1月に開催されたレラカムイを応援する異業種会の講師を頼み、又3月にはホスピタリティの最高峰とされるザ・リッツカールトン大阪で社員と一緒に研修を受けたりしました。そして
今回は弊社グループのために講師を引き受けて頂いたものなのです。これから吉本劇場?を堪能してきます。
*今回のセミナーには全国各地からグループのお取引先様がいらして頂いております。この場を借りて御礼申し上げます。
         
                        *自宅の桜が満開になりました^^

2008年4月21日月曜日

反省・・・・・・


矢萩節から土曜日の夜、ブログ代行のメールが届いていました。ただ、土日とも携帯を車の中に起きっぱなしにしていたため代行書き込みが出来ませんでした。言い訳です。でも、ほぼ二日間携帯から解放されていました。また、メールも見ようとしませんでした。かなり快適な週末でした。

電車などで携帯とにらめっこしている人がたくさん見受けられます。何故か彼らを見ていると携帯という神にコントロールされているようです。

15年ほど前、提携していた広告代理店で打ち合わせした際、そこのスタッフがいきなり着席と同時に机の上に携帯を置き、絶えずにらめっこしていたことがありました。不愉快だったのでその人には退席してもらいました。一緒に飲んでいても、別に何もないのに携帯を取り出してのぞき込んでいる人がいますね。おまえと一緒ではつまらないといわれているようです。私は不愉快です。電話がかかってきたならしょうがありませんが。

青果関係者に苦言です。打ち合わせの途中でも、携帯に出る人、着信音を鳴らす人、たくさんいます。少なくとも打ち合わせ中はマナーモードにしてほしい。下らない着信音は聞きたくない。ましてビジネスシーンでは。打ち合わせ中は携帯に出るのをやめてほしい。大きな声で応対するな。完全にしらけてしまいます。打ち合わせって集中すれば効率よく出来ます。「携帯」はそれを妨げるだけです。私は打ち合わせ中はポケットに入れっぱなしです。でることはありません。ほとんどの電話は急を要すものではないから。それより私は真剣に打ち合わせをしたい。これが私の相手に対するhospitality。社員教育の一環として入れてほしいです。でも、これも悲しい話。そのくらいは常識。

話が飛んでしまいました。皆さんもたまに携帯を車の中に忘れておいてください。

余談ですが、先日おばさんが自転車に乗って携帯とにらめっこ。思いっきり電信柱にぶつかりました。滑稽です。(MT-IT)

お詫びと言い訳??

皆様、17日以来の矢萩節です。「手抜きもいい加減にせ~っ」と何人かの方々からお叱りを受けました。反省&反省です。決して言い訳は致しませんが、人事考査の総合評価を全社員に対して行ったり、昨日と本日は愛知県までお通夜に出かけたりとか本当にハードな日々が続いておりました。これ本当です。しかしながら夜の対応は手を抜かずきっちりと消化する辺りは、さすが矢萩節の真骨頂です^^;
明日以降も本当に昼夜問わずハードですが、ブログはちゃんと更新しますのでお許し下さい。
*昨日宿泊先の安城市のホテルで【古典に学ぶ 経営術三十六計】という本を読み終えましたが、
矢萩節にはまだまだ程遠いい書物でありました。真の「経営者」の条件とは・・・と表紙に惚れて読んだのですが、その条件を満たすどころか、全く持ってその域には程遠かったのであります。

2008年4月17日木曜日

何のために働くのか

皆さん、無事北海道へ生還しました。
関東地方は染井吉野の花も散ってはおりましたが、遅咲きタイプの桜?は結構満開状態でしたね。
札幌地方は例年よりは10日程早く、来週末にはそろそろ芽吹くみたいです。今から楽しみにしてる矢萩節です。さて本日は何のために働くのかというお題でお話をさせて頂きます。お題だけ見れば非常に難しく思う方もいらっしゃると思いますが、実はこれ弊社の今月の課題図書名なのです。著者は我々一般人にホワイトナイトという言葉を教えてくれたSBIホールディングスの北尾吉孝氏であります。
一見難しい内容の本に見えますが、実は「仕事の思想とでもいうべきことを人間学の観点から書物にしておくことは社会的意義のあることだと考えその準備をしていた」と著者も言ってるように、ビジネス書ではなく人間について書いているものであった。前書きには「本書が迷える若者が仕事に励み、仕事に生きがいを見出す切っ掛けになってくれれば」とありましたが、迷える若者だけではなく我々オッサン達に対しても仕事というものを再認識させてくれた最高の本だと言える。是非皆さんも読んで頂きたい。
ところで一つ言い忘れました。
何故この本を課題図書にしたか・・・・それは私が読んで良かったから薦めたものではありません。実はこの本を出版している致知出版社がこの本の読書感想文を募集していたからなのです。で、その賞金が何と金賞30万円1名・銀賞10万円1名・銅賞3万円2名という副賞がついているからなのです。実に巧妙なトリックでしょ!社員の皆さんにはカネのために頑張れ~とエールを送っておりますが・・・・もし誰かが賞金をゲットしちゃったならちゃっかりと会社で使っちゃうもんね^^ 今回は役員も全員提出なので、俺も頑張るぞぉ~。
*結果は6月にはご報告できると思います。

2008年4月16日水曜日

仲間達

皆さん、昨日15日から出張で栃木~埼玉~東京の旅に出ております。
本来ならばお取引先様と15日に埼玉深谷で合流し、産直産地との業務提携を済ませ、16日には東京で行われる経営強化セミナーに出席する運びとなっておりました。
が、何とお取引先様の都合で1日ずれてしまったのです。しかし我々は航空券の変更にお金も余計掛かる事から急遽栃木県宇都宮市にある同業種であり弊社グループと大変仲良くして頂いているS青果さんを急襲することに決めたのです。
お昼頃に到着し、卸であるU青果T若社長と5年ぶりのご対面で矢萩節舌好調!!一方的に話をし、勝手に盛り上がって自己満足状態。*T社長、ごめんね^^;
それからS青果のN君とM君を引き連れての昼食スタートです。いつもの中華料理屋さんで餃子をたくさん注文し、タラフク食べさせて頂きました。本当に餃子の街だけあって美味いの一言です。
これ本当です。
あっという間の4時間を一緒に過ごさせて頂き、栃木を後にし大宮に向った矢萩節でした。
急に押しかけ、食事までご馳走になり、好き勝手なことを喋り捲り、皆さん大変お世話かけました。
このご恩は今月末までは忘れませんからねぇ~!
*本日は矢萩節は産直産地との契約には行かず、セミナーを受講して帰ってくる予定です。
同行のO執行役員しっかりと話を詰めてきて下さいよ。

2008年4月13日日曜日

3つの共有

皆さん、先日読んだある雑誌に社員の士気が高い企業は「3つの共有」を実践しているとありました。
1つ目は、ビジョン(将来構想)や夢の共有
2つ目は、情報の共有
3つ目は、成果の共有
だそうです。この3つの共有を実行できている会社はまだ少数派ながら、ほとんどが好業績を上げているとあります。
よく勘違いされがちだが、業績がいいからモチベーションが高いわけではない。モチベーションが高いから業績がいいのであるとも書いてあった。
まさしくその通りだと矢萩節も頷きっぱなし。
1つ目については、経営者が自分の夢を押し付けるのでは無く、社員と一緒に自社のあるべき姿を考え、決めていくことが重要とあります。
2つ目については、社長のスケジュールを全社員に公開し、良いところも悪いところもすべて社員に公開すべきとある。
3つ目については、業績が向上して利益が伸びた場合は一定のルールを決めて、社員に還元すべきと在る。
それでは矢萩節はどうかというと・・・・
1つ目は×
矢萩節がかなり自分の夢を社員に押し付けているから
2つ目は
弊社には全社員のスケジュールを公開するシステムがあり数多い飲食も含めて全て開示しているから
3つ目は
弊社には分配のルールがあり、毎日の業績報告の中でも社員の皆さんに分配金額を提示しているから
以上が自己(自社)分析ですが、社員の皆様、もし違っていれば抗議申し付けますので、遠慮なく仰ってね!
最後の締めに・・・・
「無理に業績を上げようとして社員に負担を強いれば、かえって悪い結果を招く。業績を上げたければ、まず社員のモチベーションを上げることだ」とあった。
矢萩節にとって、なんとも身にしみるお言葉である。大いに反省^^;


2008年4月11日金曜日

君に成功を贈る

皆さん、本日は中村天風述君に成功を贈るよりお話をさせて下さい。
知っている人は良く知っており、知らない人は全くしらないという両極端の人物である中村天風さんは
“三忽三行”(さんこつさんぎょう)~怒らず・怖れず・悲しまず、正直・親切・愉快に生きよ~の名文句で各界の著名人の方達を心服させた人なのです。例えば東郷平八郎、原敬、松下幸之助等など数えたらきりがありません。そんな天風さんの君に成功を贈るは昨年まで二十六版を誇る有名な本なのです。矢萩節も今年の初めにこの本のことを知ったのですが、やっと順番がまわって来て、一気に読破しました。そこには生きていく上での素晴らしい教え・言葉の宝庫だったのです。一例ではありますが、皆さんにご紹介したいと思います。
幸福な人生をつくる
有意義な幸福な人生に生きるには、何をおいても一番先に必要なことは何だと思われますか?
学問か、経験か、あるいはすぐれた手腕か、むろん、それらも各々の人生においては部分的に必要な要素ですし、仕事にたずさわる場合にも必要な事柄には違いないでしょう。しかし何をおいても、かにをおいても、一番先に必要なことは、「他人に好かれる人間にならなければいけない」ということであると天風さんは述べている。なんでもないことのようですが、これが、もう人生の一番根本基礎なんであると。
笑いの人生に生きる
精神病の患者でも、悲観して泣きさけぶ患者よりは、ニコニコ笑う患者のほうが、回復する率が高いんです。ですから、このくらい効果のある笑いというものを、勉めて表現するようにしましょう。もう、笑いには、いかなる薬よりも効果があり、そして人生を極めて美しく彩る力があるんですからとある。
この事については科学的に証明までしております。
この二つ以外に52項目(全部で54項目)あり、どの項目も総て自分自身に語りかけてくれること間違いなしです。
ご興味のある方は是非一読を!

2008年4月10日木曜日

生活の知恵?

皆さん、3日ぶりの矢萩節です。
一昨日・昨日は弊社(IT-MT)さんに話題提供願い、矢萩節は二日間お休みを頂きネタ探しをしておりましたが・・・・大変申し訳ございません。ネタなしです。本当にごめんなさい。読書も追いついてません。
で、本日は我が家の掃除機をとくとご覧あれ。
ホースが凄くカラフルでオリジナルです。多分世界に一台しかありません。だってハンドメードですから。
ハンドメードが好きなわけではありません。手作りにしなきゃいけない理由があるのです。
それは我が家の座敷犬が機嫌が悪いと出しっぱなしの掃除機のホースに噛み付くんです。
そうすると歯形の形で穴が開き、吸引力は全く駄目。困り果ててたところ、昨日座敷娘がペットボトルの包装ビニールを巻いて、ドライヤーで熱をかけると伸縮し穴が塞げるかもと言い出したのです。
座敷嫁が試してみたところ何と・何とバッチリではありませんか。吸引力は戻るし、カラフルだし、オリジナルだし、ついでにジュースも飲めちゃうんですから。「ペットの粗相はペットで」なぁ~んて下らねぇ~ことを云っている私は蚊帳の外。皆さんこんなネタで申し訳ございませんが、我が家の生活防衛策をご参考にして頂ければありがたいです^^;


2008年4月9日水曜日

アウトレット


今日は代休です。朝から明日埼玉入間にオープンするアウトレットモールのプレオープンに行ってきました。関東最大級とかのふれこみで、周辺の道路は大渋 滞。何かいいものがあればと財布には小銭をたくさん入れて胸とおなかを期待でふくらませてやっとの思いでたどり着きました。モールにはいると限定の福袋を 下げた女性がわんさか。彼女たちに問いたい、「必要なもの、ほしいものが入っていなかったらどうするの?」。このようなイベントにつられて消費する・・・・まだ、日本人の心の中にはバブルが根ざしています。

一通り見て回りましたが、人気ブランドの店は人人人。私が感心があった店は安物ばかり(そもそもアウトレットは安い)。すべての商 品がアウトレット用に作ったとしか思えません。ショックだったのは愛用しているTUMI(鞄)が出店していたこと。それも通常のショップに比べ値段は変 わっていません。そうだったら出てくるなよ、です。

約2時間いましたが、財布の小銭はそのまま残りました。そろそろこの手のモールも過度期なのではないでしょうか?おそらく5月の連休を境に客足は急激に落ちます。かけてもいいです。そのときに行くか?おそらく行きません。(MT-IT)

2008年4月8日火曜日

現場主義


先週の金曜日から茨城の日立市に行ってました。日立市商工会議所が主催したニュージーランドとの友好イベントでアボカドオイルを販売するためです。三日間来場した日立市民とみっちり「対話」を交わしました。アボカドオイルってまだほとんどの方が知っていません。事前に商品説明のシナリオを考えていましたが、一日目で大幅修正。自分たちが当たり前と思っていたことが、消費者の皆様にはあたり前ではなかったなど、発見の繰り返しでした。結果的には私が想定した3倍の売上があり、「経済的」には成功しましたが、それ以上の収穫がありました。いままでも自分は「現場」を大事にしながら企画を立案していましたが、今回の三日間「現場」主義の大事なことを再認識した次第です。寺山修司の「書を捨てて街へ出よ」という本がありました。呼んだことはありません。でも、そのタイトルが未だに好きです。今回「街に出て」日立市民皆様の「心の中」をかいま見たような気がします。今見させていただいた「心の中」を分析させていただいています。(MT-IT)

2008年4月7日月曜日

繁栄?自滅?

皆さん、5日に矢萩節の号外にて、一冊の本のご案内を差し上げましたがもう既に買って読んだ人はいらっしゃいますか?余計なお世話かもしれませんが絶対目を通したほうが良いと思います。

さて本日は繁栄の法則よりご紹介を。
繁栄の法則
今の地球環境と人間の関係は、病気で言えばがんと一緒です。がんは自己繁栄を望みますけれども、結局がんが栄えれば栄えるほど、がん自信も命は短くなります。
がんが進めば寄生主の人間の肉体が弱り、人体が早く消滅しますから・・・・。
がんは繁栄を望みますが、繁栄のスピードが速くなればなるほど、がんそのものの命も短くなるというこの矛盾を知らないで、ひたすら増殖を望んでいるわけです。
これは人間も同じです。人間はやっぱり人間たちのみの繁栄を望んでいます。そのため地球上の人口はどんどん増えようとするし、企業は常に利益を恒常的に得ようとします。その分私たち人間は、繁栄すればするほど、自己自滅へ向うスピードが速まっている訳です。
人間はそのことになかなか気づかない、と言いますか人間も、がん細胞と全く一緒なんです。
自己繁栄が速ければ速いほど、自分の命を縮めているということに気づかない。ですから自己繁栄のスピードを落とさないといけないのです。
・・・・・・・今の世界は人類繁栄の最後の方の段階に入りつつあるのかなという感触を得ています。
・・・このまま進むとがんになる人は増え、大人ばかりでなく子どもたちも進歩の速い社会のストレスにつぶれてゆき、社会構造の不安と、食事の混乱による病気が増え、対立競争奪い合いの世界に再突入しつつあるとの感を否めません。
四十からは与える人生
三十代までは人からもらう世界。知恵をもらったり、教えてもらったり、力をもらったり、『もらう世界』ですよ。でも四十代になったら、今度は『返す世界』です。四十代に入ったら少しずつ若い人たちに返していかないといけません。
自分がいただいた恩や、得た情けや、それから学んだ知識や、そしてやさしさやあらゆるものを今度は返すしかないのです。四十代に入ってもまだもらっている人は人生がそこから伸びない。いつも私利と欲の世界から逃げ切れない、人に『返す』ことができない。
五十、六十代は今まで受けたこの世のしがらみ、人生の荷物を少しずつ返してこの世から去っていく準備をする年代なのです。いつまでも権力を持ち続け、しがみついていては、世の中に歪みが生じてしまうのです。
三十代の学習は四十代のためにあり、四十代の苦労は五十代のためにあり、五十代の悟りは六十代で生きてくる、ずっと続いています。だから四十代にさぼった人は五十代が苦しい、必ずしっぺ返しがきます。・・・・・“人は手を抜いた分、必ず苦しむ”。楽をした分、あとで全部やって来るのです。
皆さん、読んでどうでしたか?平成15年、今から5年前に発行されたこの本ですが、『社会構造の不安や食事の混乱』を既にズバリと指摘しております。今まさに対立と競争と奪い合いの世界ではありませんか。化石燃料等の資源の奪い合い・穀物等の食糧の奪い合い・日本で言えば少子高齢(老人)化・一極集中の都市化による地域間格差・担い手不足による荒地増大・ストレスや社会情勢不安による年間自殺者の3万人超え等・・・・。
四十代後半になった今からでも人に返す事は可能です。上記の問題解決に直接結びつくお返しができるか否かはわかりません。が、これからの日本を支えてくれる若者達に少しでも恩返しがしたいと考えております。そのためにも五十代、六十代の人たちはこの世から去っていく準備をきちんとして欲しいものです。そういう矢萩節も後3年です。しっかりと自覚して生きていきます。

*今朝市場の飲料自販機にキットカットが売られているのを見つけ、思わず写真撮っちゃいました。自販機に入れて売るという発想をした人に会ってみたい。そんな気になりました。

2008年4月5日土曜日

号外!!

皆さん、致知出版社から出ている境野勝悟著
日本の心の教育(1260円)すぐに読んで欲しい。二時間もあれば読めてしまいますが、二時間の時間と1260円のお金で得れるものは
《千年の時間と普段では一生涯得ることのできない価値(知識)》
を与えてくれます。
今回は内容は書きません
自分の眼で・頭で・心で是非確かめてください。

崩食豊食

皆さん、本日は北海道新聞で連載になっている崩食豊食第3部命をつなぐ〈6〉揺らぐ食卓・〈7〉大人の責任より抜粋を。
命をつなぐ
家族揃って夕げの食卓を囲み、にぎやかなひとときを過ごすーそんな光景が当たり前とは言えなくなって久しいという前文からこの記事は始まっている。
臨床心理士の室田洋子聖徳大教授は1995年から主に首都圏の小学生が描いていた「現実」と「理想」の食事の絵を分析しており、もう三千六百人になるとのこと。
十年前の子どもは、一人きりの「弧食」が多かった。聞き取りをしてみると、絵には「寂しい」「嫌いだ」というメッセージが込められていたと。
ところが近年は、好きなものを一人で食べる「個食」の絵が目立つとある。子どもたちは一人で食べることを楽しみ、誰かと一緒に食事することを煩わしく感じているという。
家族が描かれていても頭を円、体を線の「人マーク」に置き換えた絵も多いと書いてある。
食事中の会話に乏しく、かかわり合いが薄いから「人は『印』になってしまう」と室田教授は言う。
普段はいない父親が点線で描かれる場合もあるとのこと。
子どものコミュニケーション能力は、複数で食事する際の会話や気遣いによって高まる。そんな役割を、家庭の食卓が果たせなくなりつつある様子がうかがえると。
大人の責任
親の怠慢や不注意で家庭の食に問題が生じると、逃げ場のない乳幼児の健康が直撃を受けることになるという全文からこの記事は始まっている。
札幌の管理栄養士小松信隆さんは、四年前、2型糖尿病を患った6歳の男児に会いショックを受けたとある。遺伝体質に肥満や運動不足などが重なって発症する2型は大人に多い。近年は2型の小児糖尿病が増えており、失明につながる網膜症など合併症も報告されているが、小学校低学年以下での発症は珍しいと記事にはある。その男児は、家では好きなだけ菓子類を食べていた。まともに食事しない生活だったし、肥満の傾向もあったそうだ。
記事の下段にはそれとは逆の事例が。
満足に食べさせてもらえず、その成長を妨げられる子どもたちがいる。札幌市児童福祉総合センターに昨年、七歳と六歳の兄妹が保護された。二人は育児放棄状態で、身長は一メートルに満たなかったと。妹は体重が10kgほどで、二歳児に見えたとある。センターに保護されて間もない子どもは奪うように食べ急ぐ。それが落ち着いて食べれるようになると体と心に変化が起きる。兄妹の身長は3ヶ月で兄が4センチ、妹が3センチ伸びたと。この年代はふつう一年に6センチほどだと。その成長が藤田慶一相談判定課長にはやるせない。
「自分が生きるのに精いっぱいで、子どもの食事まで手が回らない親が増えている」と。
この記事を読んでため息をついたのは矢萩節だけではないだろうが、それじゃ~一体俺が、当社が、大人が、親が何が出来るのか、何をしなくちゃならないのか・・・・。
深いため息と苦悶を与えてくれた2編であったことは確かだ。

2008年4月4日金曜日

おとなの男の心理学

皆さん、昨日宮城県の友人のブログを見ていたら香山リカ著おとなの男の心理学という本について書き込みがありました。矢萩節がブログにて大人という文字がブームになってきそうだよっと言った途端にこの本の書き込みがあったものですからビックリした次第です。
彼の許可を得て少々お話をさせて頂きます。
先生が勤務する病院には「同じ部屋にいたら寒気がする」「夜、寝たらそのまま起きて来なきゃいいのに、と毎晩思う」という悩みを訴える50代、60代が訪れる。女性外来なので、いずれも妻側の声。
暴力や不貞といった明確な理由というより、ひたすら夫が「生理的にイヤでたまらない」ために、こころに変調を来たす例が多いのだそうだ。
・・・・・仕事を失うと同時にアイデンティティ喪失状態となり、ふさぎ込んだり、キレたりする夫・・・男と女の違いはどこにあるのか。
たとえば、「完成途上の人生」VS「完成済みの人生」である。
妻は、自分のこれまでの、そしてこれからの人生を真剣に見つめ、自分らしい人生を全うしたいと考える。対して夫は50も過ぎると、仕事に励み、家族もきちんと養ったという自負とともに、人生に対する達成感に浸りがち。そのズレが夫のリタイア後、いよいよ夫婦二人きりの時間を迎える頃、深刻な裂け目として口を開けると書いてあった。
矢萩節はそのブログを読んで、以下のコメントを書きました。
S様、今朝四時過ぎに目を覚まし偶然見た雑誌に荒俣宏さんの対談記事があり、『いま四国に新しいお遍路さんが増えている』というものなのですが、「定年祝いで」と言ってご夫婦で1400kmを歩いている方達が結構いるそうです。その方達は本当に祝いで歩いているのではなく回り終えたら離婚するつもりらしいのです。二人で約2ヶ月間、1400kmの距離を歩くなかで、それぞれの良さ、人間味を改めて感じ取り離婚を取りやめたご夫婦もかなりいるみたいです。
40年間旦那さんは家族の為働き詰めで、会話も少なくなり奥様に負担をたくさんかけていることも事実ではありますが、二人の関係を0から見つめなおせる四国遍路1400kmの旅は日本人に根付いた「苦しいときはまず歩け」の精神なんだと記してありました。
読み終えて2ヶ月のお休みを頂き、夫婦で歩きたくなったのは矢萩節だけでしょうか?
大人の関係・人間の関係・夫婦の関係すべて人と人との関係、生きてく上で避けては通れないもの。深く考えれば考えるほど難しい。

2008年4月3日木曜日

戒め

皆さん、ビジネスマン(特に経営層)に取って戒めとなる非常にいい文章見つけちゃいました。西郷隆盛さんの遺訓の中にありましたので、教えちゃいます。人が踏み行うべき道は、天から与えられた道理であって、上に天があり下に地があるように、当たり前の道理であるから、学問の道は天を敬い人を愛するということを目的として、身を修め、常に己に克つこと(意志の力で自分の衝動や欲望を制御すること)に務めなければならぬ。己に克つための極意、『論語』に「意なし、必なし、固なし、我なし」、すなわち、私欲を貪る(むさぼる)心を持たないこと、自分(我)を必ず通そうとはしないこと、こだわりの心を持たないこと、さらに独りよがりにならないこと、の四つを常に心がけることである。全体に、人は自分に克ってこそ成功するのであって、自分を甘やかそうとすればきっと失敗するものなのだ。古今の人物をよく観察してみればよい。何か事業を始める場合、人はその七割から八割まではうまくやるのであるが、残り二割・三割といったところで、それをなかなか終えられない、このように最後まで成し遂げる人が稀なのは、はじめのうちは己を慎み、その事業も大事にするからで、その結果、手柄も立て名も世に知られるようになる。しかし、手柄も立て名も知られるようになると、知らぬ間に己を甘やかす心が生まれ、恐れたり慎んだりという心が緩み、驕り高ぶる気持ちが次第に大きくなる。成功したことを自惚(うぬぼ)れて、分をわきまえず自分の思い通りに事をし遂げようとして、かえって出来の悪い仕事をしてついに失敗する、これはみな自ら招いた災厄なのだ。だから、自分にうち克って、実際には誰の目にも見えず、耳にも聞こえないところで、戒めの心、慎みの心を持つことが必要なのだ。~西郷隆盛「南洲翁遺訓」二十一より

皆さんどうですかぁ~?結構グサッとくるでしょう。矢萩節は宗教論者でもなく哲学論者でもありませんが、激動の現代にマッチする良い文章・言葉って、自分が知らないだけで結構あるんですね。ついでにもう一つ私の好きな言葉を!

『自分を正しくコントロールできないかぎり、責任ある高いポジションにはつくことが出来ない』*自分も含めた世の中の出来の悪い経営者諸君、止めを刺しちゃったかな??

*西郷さん、本当に良いこと言うねぇ~

2008年4月2日水曜日

大人と人間最終章

皆さん、本日は大人と人間最終章となります。
トリは五木寛之著人間の関係よりお話を少々。
【理解に基づく静かな愛情こそ】
乱暴な言い方をすれば、恋愛感情だけで夫婦が成り立つとはぼくは思いません。
そういうものは若い時代に通過して、結婚してからは、ともに家庭を築き、ともに子供を育て、社会人として努力する。あるいは商売をなさっているかたでしたら、お店を切り盛りするためにがんばる。子供が生まれてからもまたさまざまな苦労があるでしょう。
いっしょに共同の事業を連帯してやっていく同志としての絆。それこそが青年期をすぎ、壮年期をすぎ、そして初老期にあってもなお、ふたりの人間をつないでいる大事なものなのではないかと思ってやってきました。夫婦といえども、しょせんは「他人同士」なのではないか。恋愛感情というのは深まっていくときもあれば、冷めるときもある。それを支えるのは、もっと質の高いもの、それぞれの性を抱えながらも、人間的にお互いを理解することのできる関係なのかもしれない。
それぞれに相手を人間として理解し、尊敬しあい、同時にちゃんと評価をする。いいところも悪いところもわかった上で、ともに生きてきた年月というものを大切にする。思い出という大事なものを共有しながら。それが、人間と人間の関係なのではないでしょうか。
【すべての行為は、自分にかえってくる】
大切な人に対しては、自分なりに一生懸命、できるだけのことをすればいい。そして、それに対する見返りは一切期待しないほうがいい、・・・・。
仏教では、人になにかを施したり、あたえたりすることを布施といいます。いまではお寺やお坊さんに金品をさしあげることとして使われていますが、本来は「布施行」という行の一つなのです。
貧しい人や困っている人たちに施しをするのも布施ですが、行として考えると、それは自分のためにする行為であって、相手から感謝をうけることを期待するのはまちがいだということに気づきます。
布施という機会をあたえられ、それによって自分が幸せになるのですから、むしろ、こちらのほうが合掌し、「ありがとう」と言わなくてはならない。
・・・・同じように、誰かを信用して、たとえ最後には裏切られたとしても、それをうらんだりすることはないのです。一生懸命相手を愛し、尽くしたことで、自分になにかを得たのだ、と思うしかないのではないか。
皆さん、上記の二つ、どう感じましたか?
人間形成がまだ十分にできていない未熟児矢萩節は全く逆の行動や、考え方をしております。
結婚生活は同志としての絆は全く無く、嫁さんの忍耐力のお陰。人に何かをすれば、それ以上の見返りを必ず期待しちゃいます。
「そんな事、当たり前じゃねぇ~か」と。そんな矢萩節は何か「ふにおちない」ものを感じながら読んでおりましたが、最後のエピローグに矢萩節の考え方を変える一文がありました。
それは、
そんな時代(移り変わりの激しい・変化が激しい)に、すこしでも頼りになるものを探すとすれば、それは一体なんだろう。
変る世の中に、変らずに残るものが、人間の「関係」であると。
皆さんも、この言葉を読み返して下さい。きっと何か思うところありますから。

2008年4月1日火曜日

大人と人間第2章

皆さん、本日は先日に引き続き第2章として、和田アキ子著大人の叱り方よりお話させて下さい。
親しき仲にも礼儀あり
私はマネージャーを徹底的に叱ります。ドスの効いた声で怒鳴ることもあれば、昔はほんとうに手を出したこともある。だけど、叱るのはちゃんと理由があるからです。
その理由の一つが、挨拶です。よく言うんです。
「挨拶されてイヤな気持ちになる人間はいない」と。挨拶は人と人がいい関係をつくるための潤滑油みたいなものです。
・・・・・どんな親しい仲でも、この“ひと声かける”という習慣が大切だと思う。職場でも、家庭でも、近所付き合いでも同じ。挨拶を交わしただけで、とくに会話らしい会話はなくてもお互い気持ちよくすごせるじゃないですか。
・・・・・のどが渇けば自動販売機でジュースを買えばいい、お腹が空けばコンビニでおにぎりを買えばいい、現金が必要ならATM。買い物だってインターネットですむし、人恋しくなれば携帯電話やパソコンでメールすればいい。便利になったというけれど、いまの日本というのは、結局、そうやって一日中だれとも口をきかなくてもすむ寂しい世の中になってしまった。声を出す習慣がないから、「おはようございます」なんていう簡単な単語も発することができないわけです。
愛される人間になれ
私などちょっと唄が歌えるくらいで、ほかになんの取り柄もない。だから、アホな自分でも、飾ることも隠し立てすることもなく、全部さらけ出すしかなかった。もし私に長所があったとすれば、そんなことくらいです。すこしは成長しておとなになったいまだからわかるのは、なんの策略もなく、無防備に自分の懐に飛び込んでくるヤツは「かわいい」ということです。
かわいいから、教えたくなる。
かわいいから、間違ったことをしたら叱りたくなる
つまり、叱ってもらえるのは愛されている証拠だということなんです。
叱られないようにうまく立ちまわるより、ダメな自分もさらけ出して生きていいんです。
みんな叱られて大きくなるんだから。
男も女も、もっと人にかわいがられ、愛される人になってほしい。完璧じゃなくていい。“かわいげ”のある人間になりましょうよ。
皆さん、この二つの部分を読んで、どう感じましたか?
矢萩節は人間が生きていく上で、挨拶は基本中の基本であると考えます。
挨拶をきちんとしなさい!整理整頓しなさい!約束は守りなさい!などなどいつもうるさく言っているのは、皆が大好きだからです。矢萩節が大好きな社員の皆さんと、「大好き」と大声で言える仲間・「大好き」と大声で言える会社を一緒に創り上げましょうね!
そのために、これからもうるさく・うるさく叱り続けます!
全員、覚悟しとけぇ~
【おまけ】
本日3月分の正確な計数データーが発表されます。
多分内容が今二ついなので、会長様より大目玉いそうです。
社長にもなってもしっかりと叱ってくれる人がいるというのは大変有り難いことです。
*本当に暗いので、あえて位を暗・喰を暗と表現しております。