2008年2月28日木曜日

社内勉強会

皆さん、昨日は休市の関係でお休みではありましたが、
平成20年度第1回目の社内勉強会が開催されました。
今年は年に7回(午前中3時間・午後3時間)予定しており
中小企業診断士、社労士、プロバスケのヘッドコーチ、ビジネス書でヒットを出した先生等等、各々の職種でご活躍されている方々から
ご講演を受け賜ることになっております。
またこれはグループ社員以外のお取引先様にもお誘いしているものなのです。
ちなみに昨日は4社5名のゲストがありました。
又今回は初の試みとしてパソコン教室基本編を午後の3時間を利用して行いました。
その講師は弊社I次長が、その知識を活用して務めてくれるもので大変ありがたいことです。
I次長、どうもありがとう!昨日は光っておりましたよ
*もちろん経費面も助かるわ~。
ではメイン講師である後藤先生のお話を少々致します。
先生の御講演は【北海道の2030年問題とその問題の解決策】と題して、
熱く・熱く、そして愉快に・楽しくお話を頂戴致しました。
参加者全員が目から鱗が落ちるくらい驚く事ばかりではありましたが、
今から近未来を予想し、その時代に適う体制・営業・仕組みを作り上げなければいけないことも
力説して頂きました。
これから1年間に渡って2回目・3回目・・・・と行っていきますが、大変待ち遠しいですね。
興味のある方は、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

2008年2月27日水曜日

堪能しました



今札幌にいます。昨日はみっちりIT関連の打ち合わせをこなし、夜「矢萩節」が定期的に行っている3人会に潜り込みました。この3人会は遠慮なく工夫を凝らしたものを食べながら、忌憚のない意見を交わすうらやましい会です。昨晩は「矢萩節」がアレンジして北大近くのぶあいそ別邸で鳥鍋を堪能しました。

昔の民家をお店にしたようで「別邸」そのもの。隠れ家的なたたずまいにまず満足。そして、決めの細かなサービスにさらに満足、酒に満足、そして食事すべてに満足の満足オンパレードでした。当然会話も青果流通の現状から、将来について多岐にわたり弾みました。昼間ITコミュニケーションのあり方をみっちり打ち合わせしたせいか、ぶあいそ別邸の不意いい気の中でのアナログの会話に新鮮さを感じたのは私だけでしょうか?

情報をインターネットやメールで収集するようになった今日この頃、鳥鍋のスープのようにみつの濃い会話からの情報収集の方が有意義なように感じます。私の基本的な考えは世相は振り子のようなもの。今のデジタル社会には嫌気をさし、時代の流れに即したアナログ回帰傾向が必ず近い将来出てくると信じています。

余談ですが、このようなおいしいものを口にすると「日本人に生まれて良かった」とつくづく思います。MT-IT

2008年2月25日月曜日

企業課題

皆さん、今回のお題はやや難し目ではありますがきっとお役に立つものです。
先週土曜日に東京駅構内の書店で買った「サービス」の常識という本に載っていたものなのです。
それでは簡単にご紹介しましょう。
これからのサービスに関する企業課題は
①環境・エコロジーに関するモノ・サービスの開発
②生命尊重(動物・植物)と自然環境とのつながり
③社員を動員した社会貢献サービス
以上3つが重要なポイントとなる。
特に①・②に付いては
顧客が様々な面において「環境を配慮している企業かどうか」を気にしている。
特に、「水」「火」「土」「樹」「空気」などについては、環境との関連意識が強い。
*農業はまさしくこのキーワードですね。
③に付いては
企業理念・経営理念・経営哲学・ミッション・ビジョンを明確にして、組織の全員が考え、行動する基盤としてのDNAとすることが求められる。
「感動」「幸せ感」を生む会社活動が社会貢献に結びつく必要がある。
*弊社企業理念【大地と食卓をつなぐ力】を徹底せねば。
天と地の恵みである農産物(青果物)を扱う我がグループにおいて、
本格的なプロジェクトを組み、今すぐにでも検討しなければならない
企業課題(使命)を突きつけられた本であった。
*是非、皆さんもご一読を。

一難去って又一難②

皆さん、本日はまだまだ終わらなかった災難に付いてお話しさせて下さい。
とんでもない土曜日であったことは既にお知らせしておりましたが、
引き続き日曜日も強風の為に電車は朝から見合わせ&遅延状態で、
次の訪問地であります目と鼻の先の大宮まで行けないのです。
やっと来た新幹線には乗ることができたのは12時半位、
今日はやや「ついているなぁ~」と思い、
席も全く空いていなかったが、余り気にせず乗り込んだまでは良かったのですが・・・・
新幹線、さっぱり動きません。
全然動きません。
車内放送殆どありません。
「JR東日本ど~なってんだ~」っと思っていたら放送ありました。
「那須塩原~宇都宮間、強風による倒木が架線に掛かっており、停電中です」と。
んっ、このフレーズ確か昨日も新幹線の中で聞いた覚えが・・・
「同じ所で二日間も同じ事故が起きるのかぁ~?」と考えつつ、
撤去作業+安全確認で大変混雑した車内に立ったまま約2時間。
本当に苦痛です。そんな苦痛の中、やっと・やっと動きました。
動き出したと思ったら約1時間弱でもう大宮です。
やりきれない思いと辛い想い出で一杯・一杯な日曜日でした。
矢萩節が思うに、都会の便利さは不便との表裏一体であると。
電気・水道・ガス等インフラが一旦ストップすると完全に総てが麻痺してしまう。
ある程度の風、雨、雪への防備は全くできていない。
そんな・そんな都会の恐ろしさと不便さを感じた2日間でした。
追伸
敢えて良かった事探しました。
①もちろん特急券の払い戻し
②都会の考察がじっくりとできたこと
③ホテルの前に変な形のビルを見つけたこと
*写真がそうです



2008年2月24日日曜日

一難去って又一難

皆さん、昨日から個人的な用事があって栃木、埼玉に来ております。
土曜日のグループ役員会終了後、旅立ったのですが酷い目に遭いました。
千歳空港は若干の降雪あり出発が約20分程遅れて(午後からは空港が閉鎖になったみたいです?!)出発をしたのですが、羽田空港の離着機が一杯あるとのことで、茨城上空にて約30分のメリーゴーランド状態。
スカイマーク!!立場弱いぞぉ~
目は廻らないが、低空飛行での旋回のため機体が揺れる・揺れる。
で、何とか無事到着し、そこから東京駅に向かい栃木(那須塩原駅)行きの東北新幹線へ。
そこでまたまた悲劇が・・・。
東北新幹線宇都宮~那須塩原間で強風による倒木が架線に引っかかっているとのこと。
矢萩が乗った新幹線は、東京を出て直ぐの上野駅構内で何と二時間半も待機状態。
本来ならば3時か4時頃には着くはずのものが、目的地那須塩原に到着したのは何と夜の8時。
そして迎えに来るはずの娘も30分遅れで、8時半。
トホホ・・・
札幌を9時に出てから、約12時間をかけて栃木県へ。
やっぱり栃木はど田舎だぁ~とつくづく感じた1日でした。
*でも良い事ありました!
①1冊本を読み終えたこと
②遅延の為、特急券の払い戻しがあったこと
③親子のスキンシップ?!がたくさんあったこと(子供はウザがっておりましたが・・・・)
明日はこれでは終わらない第二弾を御知らせ致します。


2008年2月23日土曜日

みんなの図書室

皆さん、お久し振り?です。
北海道巡業の旅?・酒?疲れもあって、途中代打を頼んだ矢萩節です。
今回は弊社2Fの階段の踊場にある【みんなの図書室】に付いて少々お話させて下さい。
この小さな・小さな図書室は、昨年の春に社員の福利厚生の一環として設置したものです。
弊社グループでは年間7回の勉強会に併せて、読書感想文の提出も同じ数だけあり、
その読み終えた本や、自宅で眠っている本などを寄贈して頂き、何とか体裁を保っております。
蔵書数や蔵書の種類、書名はリスト化されていませんが、
多分きちんと活用してくれている??ものと思います。
今回も来週提出期限の本(サービスを超える瞬間)を社員は一生懸命読んでいると思いますが・・・・
そこで、グループ社員の皆様に御願いがあります。
【知識の共有と広まり】を合言葉に
①蔵書数が今ひとつ伸びませんのでご協力お願いします。
②貸し出した本の速やかな返却を御願いします。
③読みたい・購入希望の図書(雑誌)の希望がありましたら御知らせ下さい。
以上3点御願いしておきます。
利用価値のある充実した図書室にかえていく為にも、その必要性を理解して頂き、
ご協力をお願いします。

2008年2月22日金曜日

無線LAN


最近マックに立ち寄ることが多くなりました。マックってマクドナルドハンバーガーの事です。その理由?メガマックを食べるためではありません。ほとんどのマックの店は高速無線LANが整備されているか らです。これってすごく便利です。今までは携帯モデムを接続してメールを確認していました。簡単なメールのダウンロードにも偉く時間がかかりました。それ がマックではオフィスにいる感覚でメールやHPをみることができます。

この1,2年内で購入したラップトップPCにはほとんど無線LANのカードが内蔵されています。ちょっとした設定と無線LAN提供者と契約するだけです。マックの場合はYahoo BB。その他NTTなどがサービスを提供しています。東京の東京メトロのすべての駅構内には無線LANのアクセスポイントがあります。また、東京山手線内でしたらあのLIVEDOORがアクセスポイントくまなくはり巡らせています。数年前に開通したツクバエックスプレスは車両内に無線LANが設置済み、そして東海道新幹線も徐々に無線LANの整備にかかるとのことです。

おそらくあと4,5年で主要都市の無線LANインフラは整うと思います。そうすると街全体オフィス感覚で仕事ができるようになります。あと、今年中に発売されるiPhoneとこの無線LANのコンビで本当のユビキタス生活が実現すると言われています。でも、そこまで便利さを求める必要があるのでしょうか?ゆっくり本でも読みながら最近マックが出したプレミアムローストコーヒーを楽しみたいです。MT-IT

2008年2月21日木曜日

北海道巡り最終章

皆さん、今回で北海道巡り最終編となります。
締めは何と言っても昨日の講演についてです。
今回の講演依頼はホクレン北見支所からの依頼により
北見地区玉葱振興会の皆様向けに
①量販店の動向について
②弊社の取組み
③北海道の産地に期待すること
④安全・安心・ブランドについて
の4本柱でお話をしてきました。
持ち時間が約40分間という短いものなので、要点を幾つか強調しての予定でしたが・・・
お話好きな矢萩のこと、
ついいつものように脱線し、大声を張り上げ、
大した事無い持論を約150名の役員さん達の前で吼えてきました。
あ~すっきり!
質問コーナーでは誰も質問してくれず、
まるで無視?と思いきや
講演終了後に行われた懇親会ではヒーロー並みの人気でした?!
生産者に対する悪口や、卸・仲卸に対する悪口も言いまくったので、圧倒されたとのこと。
普通産地が招いた講師は大体がゴマすり講演に尽きるが、アンタは全く違うねぇ~と。
そんなこんなで3日間をかけて行って来た北海道地方巡業は無事修了したのであった。
最後に
北見地区玉葱振興会の皆様、謝礼誠にありがとうございました。
「本当に僅かだよ~」っと言っておりましたが・・・
本当にそうでしたね。^^;
改めて、正直な・正直な産地だと痛感いたしました 
きっちりと社会貢献に使わさせて頂きますね!




2008年2月20日水曜日

北海道巡り②

皆さん、本日午後三時から始まる講演の前に、網走~知床斜里を流氷ノロッコ号で往復してきました。その写真を何点か掲載します。(上から流氷の残骸・列車内のだるまストーブ・JR知床斜里ホーム上に干されているタラ!)

北海道巡り①

皆さん、本日は北見での出来事を少々お話させて下さい。
昨日は新千歳空港から約30分で女満別(めまんべつ)空港に到着。
車で約4時間以上かかる道のりを30分で行けちゃう訳ですから、やはり飛行機は便利です。
降り立った北見地方は晴天で、景色は抜群!
その素晴らしい景色の中、一路小清水までドライブです。
本日のドライバーは弊社が大変お世話になっている運送会社の富田常務が務めてくれました。
男二人で知床の雄大な景色を見ながら生産者を訪問し、1時間ほど談笑した後北見市内に戻ってきました。夜の会食も男二人で何と色気の無いことか・・・・
がしかし、昨夜会食した薀蓄(うんちく)という名のお店は、名前の通り料理が大変美味しいお店でした。(北見も侮れないな)
お店を出た男二人のその後は、ここではご報告できないのが残念ですが、お許し下さい。
本日は本番の講演会があります。
体調万全で望みたいと思いますが・・・・
ちょっと?いえ、かなり二日酔いです。
てっ事は、その後男二人は何時まで飲んでたのでしょうか??

さっぱり覚えておりませ~ん。




*総てこの氷が悪い?!





2008年2月19日火曜日

北海道巡り

皆さん、この頃北海道内の出張が多くなってきております。
先週の知内町のお祭りに参加するとか、日帰りで農協さんを訪問するとか。
北海道の農産物の仕込み(営農計画・播種計画・育苗等・・)はもう既に始まっております。
その状況を把握し、今年の我々の販売計画・単価等決めなければいけない時期となっております。
本年度の森哲営業部の柱の一つに【北海道(産)】というキーワードが1月26日に行われた
方針説明会上で発表されました。
その行動計画の一つとして、
我々役員ができることを一つ一つやっていこうと、行動を開始しております。
本日火曜日から21日の木曜日までは北見管内を2泊3日で廻ってきます。
えっ地元を廻るのに3日間も!っとびっくりする人達もいるとは思いますが、
北海道は本当に広いのですよ!
今回のスケジュールには20日に行われる
北見地区玉葱振興会様向けの講演も依頼されており長丁場ではあるのですが・・・
本日やっと原稿も出来上がり準備はできましたが、
何と約150名の前での講演ですから迂闊なことはできません。
でも・でもいつものように吼えてこようと考えております!
振興会の皆様、怒らないで下さいね。

2008年2月18日月曜日

カキ・ニラ祭り

皆さん、16日の土曜日から17日の日曜日にかけて、 知内町のカキ・ニラ祭りに行ってきました。
渡島半島の先端にある知内町は演歌の大御所北島三郎さんの出身地でもあり、水産物ではカキ、農産物ではニラが名産の町であります。
ニラの昨年の出荷額は何と10億円もあるのです。
今年度の出荷計画は確か・・・12億円?!との事。
余談ではありますが、
矢萩は昨年の11月に、10億円達成記念に講師として記念講演もさせて頂いた所なのです。
お祭りへの参加は昨年に引き続き2回目となりますが、これはJA新函館知内基幹支店のニラを弊社が取り扱いをさせて頂いていることがご縁でご招待を受けているものなのです。
                  *写真は左から小西JA新函館専務・脇本知内町長・石本ニラ生産組合長
今回は弊社のお取引先を5名(札幌3名・宮城県2名)、取材陣3名、弊社グループ4名の合計12名という大人数での参加でありました。
例年のことながら、発泡スチロールに入ったカキを箱ごと、それを何箱も買う来場者。
ニラを最低10束、時には50入れの箱で買っていく人の波・波・波。
俺が町の特産物を親戚や友人達に贈ると言う人、
数日で家族で全部食べちゃうよって言う人。
皆さんとても誇らしく語ってくれたのが印象に残ります。
地元の物を愛し、食し、育てる。
正に地産地消・食育の言葉にぴったりなお祭りであります。
今回はJAや町のご配慮もあり、
矢萩&お取引先のバイヤーが町長さんと並んで登壇し紹介を受ける場面もありました。
関係機関の皆様方には厚く御礼申し上げます。
カキもそうですが、ニラは本当に美味いです!
是非、皆さんも一度食して下さいね!

2008年2月16日土曜日

リーダーの言葉の重み

皆さん、日経ビジネス2.18号の【終わらない話】に、
題名にある記事が掲載されておりました。
10年ほど前になるが、「日本人はコミットメントという言葉を使わないから、本当にやる気なのかどうか分からない」と言われた。
コミットするという言葉、そうした概念がなかったために、
せっかくの努力や誠意が相手に伝わらなかったとある。
人に上に立つリーダーは、言葉を上手に使う必要がある。
“概念が行動に結びつくような言葉”を見つけ、
その1つの言葉からいくつものアイデアや行動が生まれるような工夫をする。
無論、語彙だけ豊富でも優れたリーダーとは言えないが、
組織が動き出そうとする方向性をはっきり理解させれば、
人は活発に動くものだ。
また、新しい言葉や概念を取り入れることで、
経営の打つ手も広がっていく。
外来語を含め、ビジネスの世界には常にまぶしい言葉が生まれてくるが、そのきらめきに惑わされてはいけない。
経営の本質や人間の心理を捉え
自分たちの状況に最もふさわしい語彙を選び、
蓄積し、道具としてうまく駆使することは、
いつの時代にもリーダーに求められる大事な能力だろうと。このコラムを読み矢萩は感じました。
いかに自分の言葉に無責任だったのか。
会社(社員)を導く言葉を上手に使うことなく、
感情の赴くままに好き勝手な発言を繰り返していたのか。
知ったかぶりできらめいた外来語を使い、
そんな言葉で人が動く(感動する)と思っていた馬鹿さ加減。
全く持ってお恥ずかしい限りである。

吼えることも少々ト~ンダウンかな?!


無上意

皆さん、本日も昨日に続き読み終えた本のご紹介をさせて下さい。
本の終わりに、こんな文章が載っておりました。
サービスという言葉の原義は【奉仕する。心からの接待】ということです。
つねに相手の立場、気持ちを察して、言われなくてもさりげなく提供することだと思います。
【無上意】という言葉があります。
これは仏典の中の言葉で、【これ以上はない】という行為です。
例えば会社に電話がかかってきたら、
これ以上はないというぐらい優しく、いい言葉、いい声で応対をする。
会社へお見えになった方を、
これ以上はない笑顔とご挨拶でお迎えするということです。
無上意のサービスとは、相手の気持ちを本当に思いやる事です。
無上意のサービス
こんな心を込めた仕事が、あたりまえにできるようになりたいものです。
とありました。

森哲グループ各社では最高のホスピタリティ(無上意)を持って、
お客様に対応できる会社にしていきます。
グループの皆様、宜しく御願いしますね!

2008年2月15日金曜日

週刊ポストの記事から

昨日名古屋出張の帰りにプラットフォームで週刊ポストの表紙の見出しが気になり購入した。「泰葉開運離婚告白&セクシー」ではなく、作家の曽野綾子さんの緊急発言「日本の母親は子供にエサを用意できない動物だ」。記事からコメントを抜粋すると『TVの取材に答える主婦たちが「中国産は怖い」「子供に冷凍食品を食べさせられない」と不安を口にしていましたが、その中に「これからは自分でギョーザを作ります」という気概あることをいう人がいなかった』、『自分の子供にエサを用意しない動物はいません。エサとは単なる食物ではなく、子供を育てるという親の責任を全うするための食べ物。ところが、今回の事件では「子供のために安心できる食べ物を自ら作る」という声がない。日本の母親は、動物として当たり前のことさえできなくなってしまった』、『食べ物を作る姿そのものが教育。それは「食育」などという理屈っぽいものではない』、『今回の中毒事件は日本の母親たち、そして日本人の自己責任の意識を問い直すいい教訓』・・・・・彼女は決してすべて手料理にするべきだと言っていません。また、手を抜くことも必要としています。ただ、どのように手を抜くかです。

何回かこの事件、食品安全に関するコメントをこのブログに書き込んできました。曽野さんのコメントはちょっと違った角度からのものですが、今の日本の母親を取り巻く世相を的確に表現しています。どうもこの事件これからの日中の政治プログラムのなかで処理されてしまいそうです。また、「のど元を過ぎれば」で世間も忘れてしまうのではないでしょうか?

でも、曽野さんの食育に関するコメント、その通りです。(MT-IT)

夢サイクル

皆さん、本日は私が昨日読み終えた本に書かれてあった【夢サイクル】をご紹介します。
【夢サイクル】
夢があるから目標を持つことができ、
目標を持つから計画を立てる、
計画を立てるから行動に移すことができ、
行動に移したから結果がでる。
結果が出るから自信につながり、
自信がやがて夢を叶える・・・・
というものだと。
スタートはまず夢!
この夢を現実のものにするために、
自分自身の夢を明確に持つことから始めなければならない。
がしかし
この【夢サイクル】には逆説もあるのだ。
夢のない人に目標無く、
目標ない人に計画なし。
計画の無い人に行動なく、
行動のない人に結果なし。
結果のない人に自信はなく、
自信のない人に夢はない
ということ。
夢は決して逃げない、あなたが夢から逃げない限り・・・
あなた自身の夢を明確なものにすることから始め、
明確な目標が明確な結果を生む。
矢萩は毎年お正月に手帳を作り、
そこに自分の今年1年間でやりたいこと(夢)を書き込みます。
総てができる(叶う)わけではありませんが、
毎日そのやるべき事を目にすることが非常に大切と考えております。
皆さんも直ぐに実践できる事です。
夢を失っていなければ・・・・

2008年2月14日木曜日

安全・安心委員会

皆さん、本日は私が昨日出席した
【第3回北海道食の安全・安心委員会】について少々お話をさせて下さい。
この委員会は北海道知事より任命を受け、期間は2年間であります。
食の安全・安心に関する議題に対して、意見交換を行い答申するものであります。
毎回議題が決まっておりますが、私が就任した昨年から食の安全を脅かす問題が多発し、
その問題が毎回審議、報告されております。
タイミングが良い?!時期に就任し本当に良かったと感じております。
委員は15名+特別委員(大学の教授等専門職の方)5名の合計20名で構成され、
私は昨年の公募にて応募し選考されました。
昨日の議題は
①北海道有機農業推進計画(案)について
②平成19年度遺伝子組み換え作物交雑防止検討調査事業成績に付いて
③北海道食の安全・安心基本計画の一部改正に付いて
④牛海綿状脳症(BSE)について
⑤その他として中国産冷凍餃子が原因と疑われる健康被害事例の発生と道の対応に付いて話し合いが持たれました。
その中での発言は1回から2回程度ではありますが、
道庁の職員の方や傍聴者、報道陣でかなりの人数の中で毎回行われております。
昨日の私の発言は⑤に関し、
今後北海道産業の柱である農業や漁業の第1次産業に、
表現は適切ではないが、追い風になって欲しいと述べさせて頂きました。
年に3回から4回程の委員会ではありますが、毎回前日に資料総てに目を通し、
当日はいつでも発言できる体制を整えておかなくてはいけません。
よって前後2~3日は結構しんどいです。
次回は7月頃なので、少しゆっくりさせて頂きます。
食の問題が起きぬ事を期待して・・・・

2008年2月13日水曜日

31万5000トン?!

皆さん、弊社HP上で【やっちゃばの品格】と題した社員ブログが勝手に立ち上がってしまいました。
これは多分弊社IT事業室&社員達が画策して行った暴動に違いありません。
吼えや下品?!が売りの【矢萩節】に対抗する手段として・・・・
矢萩節も今のスタンスを変えて行こうとは全く考えてはおりませんが、たまには品の良いブログも更新していきたいと考えております。
でも直ぐにボロが出ることはお許し下さいね。
バナーの大きさも社員ブログのヒット数が多ければ逆転される可能性もありますので、
余り(本当は全く)見ないように願います。
負けぬよう頑張りますよ!

さて本日のお題ですが、
31万5000㌧の数字は何だと思いますか?
これは日経新聞2月10日号の【NEWSな数字】という記事に出ていた数字なのです。
31万5000㌧=調理済み冷凍食品の輸入量(2006年)なのです。
この数字は毎年右肩上がりで増えているそうで、5年前と比べて何と・何と2倍に増えているとのこと。
一方、06年の国内生産量は約155万㌧01年から比べて微増。
海外からは冷凍野菜も83万トンも輸入されており、両方を合わせた
06年の冷凍食品の輸入依存度は42,6%もあると記事は書いております。
その輸入先の1番が中国(64%)、2番がタイ(28%)で2カ国で約90%以上とも。
少子高齢化で国内食品市場が縮小するなか、冷凍食品は数少ない成長分野で、
06年の国民一人当たりの冷凍食品消費量は21,1kgと過去最高になったと伝えております。
方や日本農業新聞2月8日号には
生鮮野菜輸入70万トン割れと題して
10年ぶりに低水準、中国への不信 加速とあり、その横の文字にはしっかりと
冷凍が代替とあります。
上記2件の記事だけを比較しただけでも、結局は海外依存度が増えていることに気づくはずです。
日本の食糧自給率が40%を割り、先進国でも最低の自給率を誇り、
環境に負荷をかけるフードマイレージは逆にますま増えている日本の食を憂えているのは
矢萩節だけではない。
社員の皆様
ブログ名に品格という2文字を使うならば、せめてこれくらいのブログは書いた方がいいね!
えっ、矢萩節は只単に新聞記事じゃないかって?!
全く皆さんの仰る通りですが、隅々まで新聞を読んでいるって事だよ!
だって暇なんだも~ん

2008年2月12日火曜日

新しいブログです

この矢萩節、当初立ち上げたときの予想を遙かに超えた反応をいただいています。アクセス状況を毎日鑑賞するのがIT担当者のうれしい仕事になりました。実は社内的に社長ばかり言いたい放題は不公平だという声が大きくなり、先日の方針説明会で社員ブログを立ち上げることに決定しました。内容は社員に任せます。仕事のことだけではなく、毎日の生活から感じていることも書き込むと思います。言いたい放題の矢萩節とはちょっと違った内容になると思いますが、MTグループ社員のちょっとヒューマンな部分に接していただければと思います。もちろんコメントもお願いします。

タイトルはやっちゃば社員の主張「やっちゃばの品格」
矢萩節に徹底的に対抗・反抗していきます。(MT-IT)
皆々様是非、ご一読を御願いします。
*バナーの位置、絶対逆転するぞぉ~!!

ハードだけどハードではない


ITの責任者としての忠告です。皆さん無造作にPC使っていませんか?今のテクノロジーだと何やっても大丈夫と思っていませんか?その考えは捨ててください。特にハードディスク。ハードと付いていますが、これは電球と同じ柔なものです。

6 年前メインで使っているPCのハードディスク2本のうちの1本がある日突然昇天しました。幸い逝ったのはアプリケーション用のディスクだったので新しいの を入れてアプリを入れ直すだけで済みました。でも、入れ替えるだけで徹夜しました。もしファイル関係のディスクだったら首つりものでした。実は先日出張用 のPCのディスクを60gbから250gbに大幅アップしました。ついでにメモリーも2gbにアップし快適な出張生活を夢見ていたところ、先週の木曜日の 夜突然PCが立ち上がらなくなりました。翌日PCショップで見てもらったところ新しいハードディスクが何らかの理由で昇天していました。当然保証期間なの で新しいものと交換してもらいましたが、仕事柄30近いアプリを積んでいるため、その積み替えに偉い時間がかかったのと、あらゆる設定のし直しで徹夜しま した。幸いファイル関係はメインマシンにバックアップしていたので何を逃れましたが、これがメインマシンだったとしたら今頃私はこの世にいません。

過去の苦い経験から毎日自動でバックアップしています。また、メインマシン(MAC)はタイムマシンという便利なアプリで随時外付けのハードディスクにバックアップされています。でも、100%大丈夫ということはありません。

皆さんに忠告です。定期的にバックアップを取ってください。できたらハードディスクは3年に1回買い換えることをお勧めします。ちょっとした出費ですが、青くなるよりは良いと思います。画像は昇天したハードディスクです。アーメン!

2008年2月11日月曜日

宮崎珍道中

皆さん、お久しぶりです。
先週の8日の金曜日から11日の月曜日まで宮崎に3泊4日の出張に出ておりました。
8日から9日の午前中にかけては、
栃木県宇都宮中央卸売市場の仲卸である三和青果の宇賀神常務とそのお取引先であるマネージャーを同行し、宮崎管内のJAや産地を訪問し、現地商談を行ってきました。
9日の午後から11日にかけては、
弊社グループ会社のグリーン・ネット・北海道が主催する【寒風会】
第1回役員会議を行ってきました。
役員会議には富山大松青果の清水副会長、今回ホストをして頂いた宮崎広瀬商店の広瀬副会長、 北九州山利青果より中野専務、峰松課長のお二人がアドバイザーとして参加して下さいました。
弊社からは矢萩、佐々木が事務局として参加し、大変有意義な会議となったのです。
意見交換も活発にあり、今後の方向性をしっかりと定めていかねば【只の仲良しクラブ】になる可能性も指摘され、次回の会議(場所は未定)までに方向性を再度定める事を決議して終了したのです。
また今回の会には、懇親会やゴルフコンペ、産地視察を兼ねた観光など盛り沢山で、あっと云う間の3日間でした。
矢萩も宮崎には既に30回以上訪問をしておりますが、長期滞在も初めてであり、宮崎再発見の良い機会でもありました。
今回、遠路遥遥参加して下さいました役員様、
又宿泊先から懇親会まで懇切丁寧に準備・段取りして下さいました
ホスト役の広瀬商店社長様以下役職員の皆様方には、
心より感謝申し上げます
本当に・本当にありがとうございました。
矢萩は今回の宮崎訪問が一番心に残る旅となり、
本年度矢萩のキーワードであるホスピタリティ
皆さんから目一杯頂いた旅でもありました。
感謝・感謝です。
*高千穂のそば処【天庵】最高でした!



























2008年2月8日金曜日

クラッシュ~絶望を希望に変える瞬間

皆さん、先日のブログでご紹介したクラッシュ読み終えました。
この本は、タカサカ青果高坂社長より頂いたもので、
宮城県のお取引先にも進呈させて頂きました。
内容はレース中に起こった多重クラッシュ事故による死の淵からの生還物語ではあるのだが、
題名にある通り、【絶望を希望に変える】その闘いを、
著者の死に物狂いの努力と挫折の繰り返し、家族の献身的なサポートをあらゆる角度から描いてあった。
その中の【生きる意味】の項に、特に印象に残った箇所があったので皆さんに、
おしらせします。
【ライバルが脱落するのを待っていてはいけない。
それを期待する自分の弱い心こそが本当の敵なのだ】
僕は、このとき、もしかしたら人生においても同じではないかと思った。
自分の人生を他人と比べてみても、余り意味はない。
もともと背負っている荷物の重さも、一人一人の体格も個性も違うのだから。
大事なことは、自分に与えられた条件の中でベストを尽くすこと。
人生において必ず出会う試練を克服しながら、自分という原石をどう磨き込んでいくか。
自分なりの楽しみをどう見つけだしていくか。
その【過程】にこそ意味があり、面白みもある。
人生の意味はそこにあるのではないだろうか・・・・・
皆さんも、一度自分を振り返って自問自答してみて如何でしょうか?!
きっと・きっと、何か気づくはずです。





2008年2月7日木曜日

健康診断

皆さん、本日と明日は弊社の健康診断日となっております。
この健康診断については仲卸組合が行ってくれるもので、私も毎年欠かさず受けております。
特に、尿酸値、γGTP、糖尿、胃のポリープ等に気を使う年齢に達しているものですから、本当に重要な行事の一つなのです。
飲酒(深酒)続き、好きなもの食い(固食)で食生活習慣がかなり乱れているものですから、
毎年必ずって言っていいほど引っ掛ります。
特に昨年は中性脂肪増大による血液どろどろ状態で、医者よりきつく・きつく体質改善を命ぜられておりました。
今年はその様な状態から脱却すべくダイエットを試み、何とピーク時より7kg程体重を落とし、
身体を引き締めるために、本当に簡単なトレーニングを続けていたのですが、それが・それが・・・・
新年初競り寝坊事件があったにも係らず、またまたやらかしてしまったのです。
健康診断を受けることができない状態にしちゃったのです。
それはと申しますと・・・
昨日ドール様の平成20年度方針説明会が札幌で盛大に行われ、そのレセプション後にドールの渡辺副社長、坂田本部長との会食の機会を得たのです。
その喜びからお調子に乗って飲みすぎ、食いすぎ、騒ぎすぎのオンパレード状態で、家に帰ったのは12時半過ぎ??。
健康診断を受ける条件の飲食中止時間の午後9時はとっくに過ぎ去り、過去のもの。
こんなことでありますから、一番楽しみであった今年の健康診断は夢と消えたのであった。
えっ、明日があるだろ~?という罵声が聞こえてきますが、
矢萩は明日から来週の月曜日まで宮崎不健康の旅に出ちゃうのです。

        帰ってきたらリバウンド状態間違いな~い!!

2008年2月6日水曜日

学力復活の鍵

皆さん、本日は2月4日(月)の北海道新聞社の記事をご紹介したいと思います。
「読み書き計算」で有名な陰山英男立命館大教授の札幌講演の模様です。
表題にあります【学力の復活の鍵】【朝食】【早寝】であると。
イコール【生活習慣の改善】と訴えたとある。
学力低下の真の理由は、昭和50年代以降の夜型生活の一般化による子供の生活習慣の乱れだと。
また教科書を簡単にして教育レベルを落としてきたとある。
「読み書き計算の反復」と、家庭での「早寝早起き朝ごはん運動」の実験結果では、午後8時から9時までに寝ている子供の成績が一番良く、遅くなるほど成績は下がり、午前零時以降だと授業についていくのが大変なほど低い。
また午後8時前に寝る子の学力が若干低いのは、勉強する前に寝てしまうからかもしれないと。
東大卒の人に「子供のころ親に何を一番注意されたか」とよく聞くが、答えは「勉強しなさい」ではなく圧倒的に「早く寝なさい」だということ。
またかつて親達から俗悪番組といわれた「8時だヨ!全員集合」も番組の最後に必ず「歯を磨いて寝ろよ」と言っていた。今の時代なら教育番組だと。
東京・ソウル・北京・上海・台湾のアジア五都市の中で、親の帰宅時間が一番遅いのは東京で午後9時から11時台が多いとのこと。
意外なことに、活況の北京や上海は午後6時から7時台が主だと。
「早寝早起き朝ごはん」運動に関して、文部科学省から来たメールの送信時間を見たら午前2時。
ここまでくるとブラックジョークだ。
まず親の生活から見直す必要があると結んであった。
皆さん、この記事についてどう感じましたか?
矢萩は、自分の現状の生活習慣がまさにこれに当てはまるもので、嫁もどちらかというと夜更かし型であり、当然子供達も一緒になって夜遅くまで起きている事が多い。
よって、家族全員が早起きが苦手な家庭となっているのは、俺の所だけだろうか?!
この記事を読んで改めて自分の生活習慣を変えねばならぬ!と強く心に誓ったのだが・・・

でも、今日もまた・また飲み会だぁ~

2008年2月5日火曜日

種明かし

皆さん、本日は当ブログでご紹介した数字当てサイトについて種を明かしちゃいます。
矢萩も何故当るのか全く検討がつかなかったのですが、日曜日の東京方面の大雪のお陰で完全に解かっちゃったのです。
何故東京の大雪でと申しますと・・・・
実は私が乗る予定の飛行機が4時間も遅れてしまったのです。
その時の時間潰しのために考えていたら答えを見つけたのです。
さて、種明かしといきましょう!
まず10の位を考えた場合1+0=1。10-1=9ですね。
11とした場合1+1=2。11-2=9となる訳で、10の位は総て9になります。
皆さんもやってみて。
20の位は総て18、30の位は総て27となり最終90の位は81となる訳です。
がしかし、それでは答えが9通りになり9つが総て同じ象形文字で表されるはずです。
でもやってみれば分かりますが、毎回毎回違う象形文字が出てくるのです。
そこにもからくりがありました。
実は、9つ総ての象形文字は一緒でいいんです。
答えは9つしかないのですから。
何故毎回違った文字が出て当てるのかといえば、同じ文字が引き続いて出れば答えが直ぐに解ってしまうので、毎回9つ一緒の文字を代えているのです。
こうすれば目先を変えられ、中々謎解きはできなくなります。
これがまさにトリックなんですね。
大雪から出た怪我の功名ではありませんが、
一転して不愉快な1日から気分の良い1日となりました。
めでたし、めでたし!
追伸
やっぱ俺って凄いと勝手に自画自賛して、嫁や社員に自慢話をしたら、
既に殆どの奴が答え知っていたのことには
愕然としたぜぇ~

2008年2月4日月曜日

出張報告

皆さん、先週金曜日から日曜日まで第24回全国産直研究交流会に参加してきました。

弊社の取組み産地であるJA新函館知内基幹支店ニラ生産組合の石本組合長、JA職員の玉森担当との出張でありました。

さて本日は出張報告とありますが、これは私からの報告ではなく、社員が1月24日に行ってきた
【日本型食生活】の良さを生かした食育のあり方を考えよう!フォーラムの報告であります。
非常に興味深い報告がなされておりますのでご披露させて頂きます。
今回のフォーラムでは、
近年の食生活の乱れや栄養の偏りによる食生活習慣病の増加や肥満、過度の痩身の問題が昔ながらの【日本型食生活】の減少にあるという視点で講演が行われた。
主催は食を考える国民会議
代表は服部幸應
「食育のすすめ」をテーマに講演
年間900万人が餓死している。
1日2万5千人。
特に5歳以下の弱い子供達が死んでいく。
食が満ちて生活できているのは全世界のたった8%のみ。
そこに含まれている日本人はお金を出せば食に手が届く。
しかもこの8%以外の92%の人(8億4500万人)は栄養失調であるという事実。
日本のこんな豊かさが現代の危険であるという驚きの数字で講演が始まった。
食育とは、その命の意味を子供達に伝えていく必要があるということだ。
ある食のメーカーでは年間400億円の廃棄も含めて予算組みがされていたり、
コンビニ・スーパー・ホテル宴会・家庭の残り物なども考えると、
ものを大切にする心の欠如が異常な数字を生み出している。
子供は大人の真似をすることが得意である。
よって、今の大人が子供をつくるということになる。
服部先生の学校で栄養士や調理師を目指す学生に聞いたところ、
18~20歳の学生達が一番気にすることはダイエットで、
食生活は痩身願望重視だったらしい。
だが勉強を重ねた卒業時に同じ質問をしたところ、
なんと6%の学生しか自分の食生活は改善していないという。
頭では解っているからテストは合格。しかし生活習慣病は変えられないのが現実である。
大家族で育った経験が少ない子供達の世代なのである。
好きなものだけ食べても注意を受けない
または
それを食べなくても他に食べるものが溢れている
という時代で育ってきたのだ。
今日は顔色が悪いね。朝ごはん食べてきたの?
と聞く大人もいなくなった。
数年前のミスユニバースのBMIの基本は22だったが、今は18,5だそうだ。
去年のある美少女大会で優勝した子はなんと16,5しかなかった。
これは栄養失調の域である。
これを美しいとする現代の痩身願望はどこまで続くのだろう。
日本は長寿国であるが、実は寝たきりの期間は他国よりも長いという。
本当の健康・長寿とは内容が違ってきている。
食べ物の消費順位で解りやすい地域は沖縄で、
この30年間で肉の消費1位、魚47位、野菜42位だそうだ。
これは、欧米のハンバーガーや肉製品の普及で、
特に男性の食生活が欧米化してしまったという。
幼い時のしつけが今の結果につながっていることから、
大人は子供に与えるべきものを、見直す必要がある。
またパネルディスカッションの報告として
食はえさ(餌)ではない。
給食の食べ残しの調査では
おかずが魚・白飯の時には大量に残り、
洋食のときやご飯にが付いているときは、ほぼ完食。
農業体験をさせることで
病は気からではなく病は食から
と言った子供がでてきた。
食育は新しい食べ方や美味しいメニューではなく
食の文化や作る人の苦労など、見たことが無い現実を見せることや、体験させる
ことが大切。
と結んでありました。
皆さん方は、この報告書を見てどう感じたでしょうか?
考え方や物の捉え方は千差万別ではありますが・・・・
医療技術の進歩で身体に悪いものを摂取しても、長寿になっている国日本
今我々が住んでいる国が荒んでいく光景が見えてきませんか?




2008年2月3日日曜日

中国産冷凍食品の毒物混入について

先週から世間は中国産冷凍食品の毒物混入で大騒ぎをしている。このようなことは決してあってはならないことである。その真相はまだ闇の中、はたして事実が明らかになるか、はなはだ不安である。

この騒動が起きてふと冷静にここに至る背景を分析してみると次の三つの要素が浮かび上がってくる。一つは日本の食料品自給率の問題。
食品は安くなくてはいけないという一部の消費者の風潮。
そしてもう一つが主婦の調理簡便化の傾向。
もし食料品の自給が国内生産だけでまかなわれていたとしたらこのようなことが起きただろうか?
十分国内産で原料がまかなえ、それをリーズナブルな価格で国内の工場で生産できていればこのようなことははたして起きただろうか?
でも、最大の要因は主婦、いや調理する人が電子レンジに頼らず、もう少し手作り志向でいたら、十分材料を吟味することもでき、安全な「餃子」を作ることも可能ではなかったであろうか?私が思うには今回の事件は日本人が自ら作り出したように思えてならない。

この前TVで一人暮らしのOLの食生活を特集していた。唖然としたのは夕飯はできる限り手短に済ませ、TVゲームやDVDを見る時間を重視するというコメント。食べるという行為は寝るという行為同様我々が生きていく上で大事なこと。その大事なことが二の次になって来ている。このOLのような人がまともに子供を育てることができるのであろうか?

今回の事件の報道が魔女狩りに向かうのではなく、これからの日本人の食生活に対する問題定義にならなくてはいけないように感じる。先進国の中で最も低い自給率、これを1,2年で100%まで持って行くことは不可能である。そうすると海外からの食材に依存しなくてはならない。どう考えてもがんじがらめ。(MT-IT)