2008年3月22日土曜日

ザ・ビジョン~進むべき道は見えているか~

皆さん、本日は先日「営業の魔法」の著者である中村先生よりご紹介頂いた【ザ・ビジョン】という本より矢萩節が戴いた教訓を一言。
説得力のあるビジョンかどうかを確かめるためのチェックリスト
*そのビジョンは、自分たちの使命をはっきりさせてくれるか
*そのビジョンは、日々の決断を正しく行っていくための指針になりうるか
*そのビジョンは、目指すべき未来を目に見えるような形で描いているか
*そのビジョンはには永続性があるか
*そのビジョンには、ライバルに勝つというだけではない、何か崇高なものがあるか
*そのビジョンには、数字の力を借りずに、人々に活気を吹き込むことができるか
*そのビジョンは、あらゆる人の心と精神に訴えかけるか
*そのビジョンは、ひとりひとりに自分の役割を自覚させるか
こうした要件を満たすビジョンなら、人々に明確な方向性を与え、意欲をかき立てることができるとある。
このチェックリストの条件を満たすようなビジョンを、会社のためにつくることが必要だと述べてある。
だが、経営トップだけが自分たちのつくったビジョンに自己満足して、そこからスローガンをつくってもうまくいかない。そんなスローガンでは、士気を高めるどころか、トップの独断専行と思われて、逆効果になりかねないとも述べております。
ビジョンが全員に共有されているなら、それを伝えるのにスローガンを使うのは素晴らしい事だと。
真にビジョンを体現したスローガンの例として
リッツ・カールトンの「わたしたちは紳士淑女に奉仕する紳士淑女である」
ディズニーの「お帰りになるお客様の顔に、六時間、八時間、あるいは十二時間前に入ってきたときと同じ笑顔が浮かんでいるようにすること」
スティーブ・ジョブスの「すべてのデスクにコンピューターのある」
というビジョンはその好例だと。
最後に、ビジョンはオフィスの中だけで通用する、机上の空論であってはいけない。
外部の人がふらりと会社にやってきて、「あなたたちの会社の存在意義は何ですか」と尋ねたら、受付から外交員、顧客サービス担当者、警備員に至るまで、あらゆる社員が同じ答えをすることが大切であると。
弊社グループも理念カード(クレド)を作製し、来月には配布します。
上記の事柄を肝に銘じ、決してトップの自己満足で終わらないものにしていく堅い決意を心に誓った
矢萩節でした。
*本の表紙にFULL STEAM AHEAD!全速前進!】と書いてありました。
弊社の理念にALWAYS STEPS AHEAD!【絶えず前進!】とあります。
何か不思議なものを感じました。








5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

是非、桃色課にも配布お願いします。

匿名 さんのコメント...
このコメントはブログの管理者によって削除されました。
匿名 さんのコメント...

課長様了解しました!早速手配します。

匿名 さんのコメント...

Always steps aheadは絶えず数歩前に、絶えず先を見据えて、絶えず先を読む、と解釈しています。Full Steam Aheadは全速前進、なにか闇雲に進めといっているようです。これは確か蒸気船が全盛のころ使われた軍事用語。今だとFull Throttleになるかな?いずれにせよ貴社のAlways steps aheadの方がしっくり来ます。でも、これを実践するためにはImaginationと、curiosityを磨く必要がありますね。矢萩節はcuriosityはいっぱいだけど・・・・・・

イエ さんのコメント...

ビジョンについて書かれたものを私も今年は三冊読みました。「ビジョナリー・カンパニー」「ビジョナリー・ピープル」「ディズニーが教える お客様を感動させる最高の方法」。
特に「ビジョナリーカンパニー」は、企業理念やドメイン、行動指針等の事例も多く詳細に書かれており、とても参考になる一冊でした。矢萩節が提唱していることと、通底しているところも多々あり、シンクロしながら読みました。
この本も読みたくなりました。