2009年1月26日月曜日

方針説明演説~オバマ風

皆さん、矢萩節です。
土曜日の講演会&方針説明会&懇親会は昨日のブログでもアップしましたように大盛会でありました。これも偏に社員の皆様方、お取組み先の皆様方のお陰であります。そして講演会の部では私の夢を実現してくれたメンターのお陰であります。この場をお借りして厚く・熱くお礼申し上げます。
さて、矢萩節今回の方針説明で100年創業を目指すことと、オバマ米大統領の就任演説をチョッと拝借して社員達にメッセージを送りました。今回はその演説をお伝え致しますが、結構長いものですが最後までお付き合い願います^^;


森哲グループの皆さん。
この日、我々は余りにも長い間、
この会社を窒息させてきた卑小な恨み言や偽りの約束、
非難の応酬や使い古された社風に終わりを告げる。
我々の会社はまだ若いが、不朽の精神を確認し、
より良い歴史を選択し、世代から世代へ受け継がれた大切な贈り物、

崇高な理念を前進させる時が来たのだ。
それは総ての役職員が平等で自由であり、
最大限の幸福を追求する機会を与えられるという、
会社からの約束だ。
我々の会社の偉大さを確認するに際し、
我々は偉大さが決して与えられたものではなく、
つかみとらなくてはならないことを理解している。
我々の旅に近道は無く、途中で投げ出すことは決してしなかった。
その旅路は、労働より余暇を好み、
富や名声による喜びのみを欲するような臆病者達のためのものではなかった。
むしろ、長く険しい道を、繁栄と自由に向け我々を導いてきたのは、リスクを恐れない社員、

自ら実行する社員、仕組みづくりをする社員であった。
一部は名をなした社員だったが、より多くは勤勉で名も無い社員達だった。
我々は今日もこの旅を続けている。
我々は依然、この業界で最も繁栄した強い会社であり続けている。
我々の社員はこの危機が始まった時と同様に生産的だ。
我々は変らず独創的だ。
我々の商品やサービスは先週や先月、昨年と変らず必要とされている。
我々の能力は衰えていない。
しかしやり方を変えず限られた利益を守り、嫌な決断を先送りする時代は確実に過ぎ去った。
今日から始めよう、我々は元気を取り戻し、ほこりを払い、

森哲を再生させる仕事に取り掛からなければならないのだ。
至る所に我々がなすべき仕事がある。
現在の経済には大胆で迅速な行動が必要だ。
我々は新しい雇用を創出するだけでなく、
新たな成長の基盤を築くために行動する。
我々は大地の恵みを通して社員を動かし、会社を稼動させる。
そして我々は新しい時代の要望に応じるために
社員教育や福利厚生、就業規則を改革する。
我々はこれらすべて成し遂げることができるし、
成し遂げるだろう。
今我々の志の大きさに疑問を唱える人が居る。
我々のシステムが多くの大きな計画に耐えられないと指摘する人が居る。
しかし彼らの記憶は乏しい。
彼等はこの森哲が成し遂げたものを忘れている。
想像力が共通の目的と結びつき、
必要性が勇気と交わった時、
自由な社員達が成し遂げることが出きるものを忘れている。
皮肉屋は彼らの足元で地面が動いたことを理解していない。

長い間、我々を消耗させた陳腐な青果業界議論はもはや通用しない。
今日問われているのは会社が大きいか小さいかではなく、
会社が機能するかどうかだ。
各家庭が適正な賃金を得て、
費用負担ができる医療を手にして、
尊厳ある退職後の生活を送る手助けを会社ができるかどうかだ。
答えがイエスなら我々は前に進む。
答えがノーなら、その政策は終了する。
社員の皆様がお客様から頂いたお金を管理する会社は説明責任がある。
賢明に支出し、悪い慣習を改め、誰もが見守る中で仕事をしなければならない。
そうすることでのみ、社員と会社の間に不可欠な信頼関係を再生することができるからだ。
問うべきは市場環境が良いか、悪いかではない。
我々の会社が成功したのは社員総生産が大きいだけではなく、繁栄が広範囲に行き渡り、

やる気のある者総てに機会を与えることができたからだ。
慈善ではなく、それが我々の公益に通じる最も確実な道だからだ。
会社の能力や義務はつまるところ、この会社がよりどころとする森哲社員の信念と決意なのだ。
我々の試練は新しいものかもしれない。
それに立ち向かう手段も新しいものかもしれない。
我々の成功は、勤勉、誠実、勇気、ファインプレー、寛容、好奇心、忠誠心、

そして愛社精神といった価値観にかかっている。

これらは古くからあるものだが、真理である。
これらの価値観は歴史を通じて進歩をもたらす静かな力であり続けてきた。
必要なのはこうした真理に立ち返ることだ。
今我々に求められているのは、新たな責任の時代だ。
すなわち社員一人一人が自分自身や我々の会社、社会に対して責務を負っていることを認識することだ。
自分のすべてを困難な課題に注ぎ込むことほど充足感が得られ、我々を特徴付けるものはないとの信念、志を持ち、いやいや受け入れるのでなく、むしろ喜んで受け入れる責務なのである。

これが社員であることの代償と約束だ。
これが自信の源なのだ。
50年後、創業100年を迎えた森哲社員にこう言い伝えさせよう。
試練にさらされたとき、我々は旅を終えることを拒んだのだと。
我々は振り返ることも、たじろぐこともなかったのだと。
そして地平線を見据え、神の慈悲を感じながら、自由と言う偉大な贈り物を抱き、

未来の世代に無事届けたのだと。
森哲グループ各社に幸あれ。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

オバマ大統領は歴史に残る名言は無かったと思います。日本で政治家が言う言葉は国民が・・・日本国民は・・・などと言う話し方をしますが、オバマ大統領は我々は・・・私達は・・・他人の様な言い方と、一体感が生まれる言い方の違い!!素晴らしい演説でした。

匿名 さんのコメント...

Yes, we can.!

匿名 さんのコメント...

Yes, we must!
日本の場合、首相のスピーチは官僚が書いています。彼らにはWEという概念がありません。WEというためには視線を国民のものと会わせなくてはなりません。官僚、政治家はその意識が欠如しています。12月講演を拝聴すた町長たちの視線は町民と同じでした。その分講演はわれわれに感動を与えてくれました。

President Obamaのスピーチはアメリカの歴史、文化を理解するとさらに味わいが出てきます。