2009年3月20日金曜日

精神修養第一弾~食事編

皆さん、矢萩節です。
昨日のブログでは天竜寺研修についてザット報告しましたが、本日より数回に渡って詳細をご報告致します。
今回は食事編です。
鎌倉時代、禅宗の教えとともに中国から伝えられた精進料理は、代表的な京料理の一つです。
その精進料理は禅寺の修業の一つ(食べること)の精神と自然の調和から生まれる心の自由を味わうために完成された調理法であり、本来は禅寺の儀式来客用に用いられていたそうです。
魚・鳥・獣といった動物性の素材を一切使用せず、野菜・山菜・野草・海藻類を主にした素朴で健康に優れた料理法なのです。
矢萩節も夕食、朝食、昼食と三食精進料理を味わいましたが、
普段から偏食の矢萩節にとってかなり厳しい修行の一つとなったのです。又食器の音、食べる音は一切出してはならぬ、
食事の姿勢は正座ゆえ、食べた気が全くしませんでした。
この作法は食べることに集中するという意味があるそうですが、
我が家のガヤガヤとした食事の方法とは全く違いますね。
*写真上より結構豪華な夕食、真ん中は一汁一菜の朝食、一番下は朝食を前にした矢萩節。かなり生気が失われてます。

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