2008年1月3日木曜日

今年のキーワード


本年度も既に3日が過ぎようとしておりますが、皆様方は如何お過ごしでしょうか?
私は昨年末より本年度のキーワードを探しまくっておりましたが、ぴったりとくるものがやっとありました。それは昨年吉本先生(我がブログに何度も登場する人物)の講座で教えて頂いた、
【ホスピタリティ】と云う言葉です。
ホスピタリティには、思いやり・親切心・心からのおもてなし等の意味があり、我々のやっちゃば業界にはやや不釣合いな綺麗な言葉として捉えがちではあります。
がしかし、森哲グループのモットー《国内外の恵みを新鮮・安全・タイムリーにお客様に提供し産地・消費者と笑顔を共有する事を追及していきます》を実践していくには、まさにドンピシャな言葉ではありませんか!!
通常この言葉の代名詞としてリッツ・カールトンやディズニーランドが真っ先に思い浮かぶと思いますが、人類の生命の源である【食】に係っている我々こそがこの言葉を大切にしなくてはいけないのではないでしょうか!(やや哲学的??)

リッツ・カールトンが大切にする
サービスを超える瞬間(かんき出版 高野登著)
という本があります。
その本の中に
・どうすればお客様に感動を与えられるのか
・従業員が誇りと喜びを持てる職場環境とは何か
・お客様が言葉にされない願望を先読みして満たすためのチームワークとはどういうものなのか
豪華な建物と完璧なサービスマニュアルがあっても、こうした企業の熱いパッションが根底に流れていなければ、ホテルが宿泊産業の域を超えることはない。
企業の【心】と【魂】が従業員を通してお客様に伝わって、初めてホテルは、ひとつのブランドへと昇華されるのです・・・・とありました。
矢萩はこの文章を何度も・何度も読み返しました。
・自分のいる会社に置き換えて、
・自分のいる業界に置き換えて、
・自分のいる家庭に置き換えて、
・・・・読み返して出た答えは、ただ一つ。
自分は思いやりや、親切心や、おもてなしを人に与える事は全く何も考えていなかった。
それらは総て自分が受け取るものだと・・・・
この大きな反省・気付きのもと【ホスピタリティ】を実践すべく明日より行動開始いたします。
だから・だから、本日までは王様で居させてくださいなぁ。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「王様」で思い出した。アメリカで世話になった広告代理店の役員がいつもCustomer is always a Kingといっていた。Customer=お客様=取引先ではありません。Customer=Consumer(消費者)です。数年前ある青果輸入商社の担当と話していたとき、彼は盛んにConsumerという言葉を使っていた。でも、オレとの会話がかみ合わない。変える間際に彼にConsumerって何をさしているの?と聞いたところ荷受会社だと答えた。かみ合うはずがない。
Hospitalityもその対象、その対象が何を欲しているか理解していないと間抜けなものになる。ところでHospital=病院もこのHospitalityの延長にあることも記したい。

匿名 さんのコメント...

jさん曰く、間抜けなものになる・・・
まさにその通りですね。
ただ我々の指すお客様とは青果物を買って下さる消費者だけでなく、青果物を作って下さる生産者の皆様も含まれます。
又広義では弊社に郵便物や荷物を持って来て下さる人達も総てお客様になります。
弊社グループはそんな想いの人達が集う集団であり、会社で在りたいと願う次第です。
それにはトップの姿勢が最も大切だという事は身に染みて分かっておりますので、本日の所はご勘弁を・・・

匿名 さんのコメント...

おっしゃるとおり!広義では地域社会の人たち、MT物流のトラックと接する人たちなど。このようなことを意識していたら交通道徳を破ることはできない。もしかしたら宴会でも他の宴会の人たちに迷惑はかけられない。でも、考えてみるとこれはすべてに基本では?トップ自ら模範を示す・・・・・これがわからない従業員は去るしかないね。

匿名 さんのコメント...

本年もよろしくお願いたします。
ご挨拶が遅れ、誠に申し訳ございません。
遅れたとは申しましても、矢萩社長に挨拶せずして、他の人にご挨拶はできませ
ん。
したがいまして、まだ誰にもご挨拶しておりません(汗)


ところで、やっちゃば日記ー「矢萩節」を毎日拝見させて頂いております。
読んでいるうちに仕事したくなってしまう、大変勉強になるブログです。
おかげで、今日、休みにもかかわらず仕事に出てきてしまいました。

私事で恐縮ですが、休眠状態となっていた「Week通信」、多少ですが復活のリ クエスト
を寄せられており、昨年末よりいろいろ悩んでおりました。
ご案内いたしまものは、ブログ形式で再スタートをきろうかと思い作ってみたもの です。

社長にぜひ、ご意見をお願いしたいとおもい、ご案内させていただきました。
当然、まだ誰にもご案内しておりません。
*色柄が気に入って、とりあえず御社と同じテンプレート(デザイン)を使わせて いただいております。

よろしくお願いいたします。

http://week08.blogspot.com/

匿名 さんのコメント...

私もリッツカールトンの伝説的おもてなしの心には、以前いたく感激し、いつかは泊まってみたいと思っています。この本の「サービスを超える瞬間」という言葉にグッときたので、いつか読みたいと思います。

昨年暮れより友人に勧められて読んでいる中沢新一著「カイエ・ソバージュシリーズ」には、交換・贈与・純粋贈与ということが、哲学的に綴られており、ほぼチンプンカンプンなのですが、文化人類学に書かれており、今後も分からないながらも探っていきたい領域の世界ですが、このお話と通底しているうに思います。

また、興味の惹かれた本や話など紹介してください。

そういえば最近、「王様は裸だと言った少年はその後どうなったか」という本を読みました。私的には大して面白くなく、なんだ、王様もいいじゃんって思いました。